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たて座(星座):天の川に位置する小さな南天の星座

たて座は天の川上にある小さな南天の星座。野鴨星団で知られ、たて座デルタ型変光星や近傍の渦状腕の名の由来にもなっている。

概要

たて座は、南天の天球にある天の川の平面に沿って位置する、まとまりのある小さな星座である。非常に明るい恒星は少ないが、星の豊かな領域にあるため、単独の明るい星よりも星団や天の川の構造との関わりで注目される。北半球では、夏の天の川が夕空で目立つ時期に比較的見つけやすい。

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位置と特徴

たて座は、わし座といて座の間にあり、空の中で占める面積は大きくない。天の川が最も濃密な部分の近くに位置するため、アマチュア用望遠鏡で人気のある散開星団や星雲をいくつか含む。恒星は概して中程度の明るさであり、特徴的な明るい星の並びよりも、深宇宙天体や近くの星雲状の星の集まりによって認識されやすい。

歴史と名称

たて座は17世紀後半、天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスによって設定された。彼はポーランド王ヤン3世ソビエスキをたたえ、これをスケートゥム・ソビエスキアヌム(ソビエスキの盾)と名付けた。のちに名称は、ラテン語で「盾」を意味するスケートゥムへ短縮された。古典的な基準では比較的新しい星座の一つであり、多くの天文学者が星図の空白を埋めるために新たな図形を加えた時代に作られた。

主な恒星と深宇宙天体

  • たて座α星 — この星座で最も明るい恒星だが、冬や夏を代表する主要な恒星と比べると明るさは控えめである。
  • たて座δ星 — 恒星物理学で重要な、たて座デルタ型変光星として知られる短周期脈動変光星の原型星。
  • 野鴨星団(メシエ11) — 小型望遠鏡や双眼鏡でも見える、星が豊富で密集した散開星団。たて座で特に印象的な天体の一つである。
  • メシエ26 — 星座内にあるもう一つの散開星団。

観測と意義

たて座は、星団や天の川の構造に関心をもつ観測者にとって魅力的な領域である。たて座の近くにある、ひときわ明るい天の川の部分は「たて座星雲」と呼ばれ、暗い空の下では密集した星野が印象的に見える。たて座の名は銀河の命名にも使われている。たて座・ケンタウルス腕は天の川銀河の主要な渦状腕で、その視線方向にたて座があることにちなんで、部分的にこの名が付けられた。

この星座と近隣の星座についての一般的な情報は、星座に関する資料を参照。たて座は、小さく淡い星の並びであっても、豊富な星団と天の川内での位置によって非常に大きな関心を集めうることを示している。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com たて座(星座):天の川に位置する小さな南天の星座

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/88245

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