テルル酸塩(テルルのオキソアニオン)
テルル酸塩は、酸化数+6のテルルのオキソアニオンおよびその塩を指す。セレン酸塩に関連する酸化性アニオンであり、テルル酸ナトリウムやテルル酸などを形成する。
概要
テルル酸塩とは、高い酸化数(通常は+6)にあるテルルのオキソアニオン、およびそれを含む塩を指す。アニオンの最も単純な表記はTeO₄²⁻であるが、テルルは固体化合物中で別の配位構造をとることもある。このアニオンを含む化合物は、一般にテルル酸塩と呼ばれる。テルル酸種は、単一の固定された分子イオンというより、16族の他のオキソアニオンに対するテルルの類縁体として捉えるのが適切である。簡潔な定義についてはイオンを参照。
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1 画像構造と化学的性質
テルル酸塩化合物ではテルルは高い酸化数をとり、通常は酸化剤として作用する。多くのテルル酸塩はテルル酸の共役塩基に由来し、酸化還元反応で電子を受け取ることができるため、酸化剤と表現される。構造的にはしばしばセレン酸塩と、より遠い類縁関係として硫酸塩と比較される。より重いテルル中心のため、配位様式や固体状態での配列には違いが生じる。
調製と代表的な化合物
テルル酸塩は、より低い酸化数のテルル・オキソアニオンを酸化するか、テルル酸を中和することで調製できる。例えばテルル酸ナトリウムは、テルル酸を水酸化ナトリウムと反応させること、または亜テルル酸ナトリウムを酸化することによって得られる。テルル酸塩に対応する酸はテルル酸として知られ、条件に応じて水和形または重合体の形で存在する。
用途、応用および例
テルル酸塩は、実験室用酸化剤として、また酸化性で可溶性のテルル(VI)種を必要とする分析化学で限定的な用途をもつ。また、テルルの大きさと電子構造により、例えばセレン酸ナトリウムと比べて結合や結晶化学に明確な相違が生じるため、材料化学および配位化学の研究対象でもある。一般的な実験室での例には、テルル酸ナトリウムなどのアルカリ金属テルル酸塩がある。
安全性と環境に関する注意
テルル化合物は比較的まれであり、形態によっては毒性を示すことがあるため、テルル酸塩の取り扱いには適切な注意が必要である。酸化剤であることから、テルル酸塩は還元剤や可燃性物質から離して保管・使用すべきである。環境中のテルルの存在量は少ないが、可溶性のテルル酸種は条件によって移動性を示す可能性がある。
主な相違点
- 類縁関係:テルル酸塩は化学的にはセレン酸塩に似るが、より大きなテルル中心のため、構造の詳細はしばしば異なる。
- 酸化化学:亜テルル酸塩の酸化によって得られることが多く、プロトン化されるとテルル酸へ戻る。
- 例:テルル酸ナトリウムなどのアルカリ金属テルル酸塩は、合成および研究で用いられる代表的な塩である。
関連するイオンおよび用語については、オキソアニオンと酸化還元化学に関する一般的な文献を参照するか、構造データと安全指針については専門の無機化学資料を参照するとよい。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com テルル酸塩(テルルのオキソアニオン) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/96861