本文へ移動

パートリッジ・ファミリー(アメリカのテレビシリーズ)

夫と死別した母親と5人の子どもがポップ・バンドを結成する、1970年代のアメリカのテレビ・シットコム。1970年から1974年までABCで放送され、ポール・ユンガー・ウィットが製作を担当した。

『パートリッジ・ファミリー』は、家族を題材にしたシットコムの筋立てとポップ音楽の演奏を組み合わせた、人気のアメリカのシチュエーション・コメディである。1970年9月から1974年8月までABCネットワークで放送され、ポール・ユンガー・ウィットが製作した。家庭をめぐる軽妙なユーモアと耳に残るポップソングを融合させた作風は、1970年代初頭のテレビ番組の中でも際立つ存在となった。

画像ギャラリー

5 画像

設定と作風

物語の中心となるのは、5人の子どもから成る音楽グループをマネージメントする、夫と死別した母親である。一家は鮮やかに塗装されたバスで各地を巡り、夜はナイトクラブや地域の催しで演奏しながら、昼にはごく普通の家庭の問題や十代の悩みに向き合う。こうした家族の関係性と音楽演奏の組み合わせが各話の構成を形づくり、シットコムの状況設定は1曲または2曲を披露するための枠組みとして機能した。

出演者と音楽作品

テレビ版の出演者には、母親役のシャーリー・ジョーンズ、長男でリードボーカル役のデヴィッド・キャシディがいた。ほかのレギュラー出演者にはスーザン・デイ、ダニー・ボナデュース、スザンヌ・クラウ、そしてシリーズ放送期間中に子どもの一人の役を交代で演じた2人の俳優が含まれる。俳優たちは画面上で演奏したが、商業的に発売された録音の多くはプロの録音セッションで制作され、番組のレコードは幅広い十代の聴衆に届いた。シングル「I Think I Love You」は大ヒットとなり、本作を複数のメディアにまたがる現象へと押し上げた。

製作とスタイル

各エピソードは、従来型のマルチカメラ方式によるシットコムの演出と、舞台上での音楽ナンバーを組み合わせていた。統一感のある衣装、特徴的なバス、家族向けの楽曲から成るバンドのイメージは、テレビ視聴者だけでなく、十代の視聴者やレコード購入者にも訴求するよう作り上げられた。脚本家とプロデューサーは、家族向けのユーモアと番組のポップソングを際立たせる要素を両立させ、後の音楽志向のテレビ番組にも引き継がれる型を生み出した。

評価と遺産

『パートリッジ・ファミリー』は複数の若手俳優のテレビでのキャリアを始動させ、レコードや商品を販売し、ファンクラブを生んだ、短命ながら現実世界の音楽ブランドも生み出した。本作は、架空のバンドと実在のポップ・アクトの境界を曖昧にした同時代の番組とともに言及されることが多い。1970年代初頭のポップカルチャーにおける役割、そしてテレビと音楽産業が協力して複数のプラットフォームにまたがるエンターテインメントを生み出せることを示した点で、現在も注目されている。

参考資料

関連項目

著者

AlegsaOnline.com パートリッジ・ファミリー(アメリカのテレビシリーズ)

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/98598

共有