概要

ウォー・ワゴンは、バート・ケネディ監督による1967年のアメリカ西部劇で、クレア・ハフェイカーの小説を原作としている。時代を代表する二大スターを組み合わせ、復讐・財産・正義といった伝統的な開拓時代の要素に、厳重に警備された金塊積載の装甲馬車を狙う強盗劇の要素を重ね合わせた作品である。配給はユニバーサル・ピクチャーズが担当し、スター性の高さと軽快な冒険色の強いトーンで記憶されることが多い。

あらすじと主題

中心となる物語は、奪われた金塊を取り戻そうとする決意の固い牧場主を追うものだ。彼は目的を果たすため、ギャンブラーで無法者風の男を仲間に引き入れ、装甲された駅馬車、すなわち「ウォー・ワゴン」を狙う大胆な強奪計画の立案と実行を進める。作品は復讐西部劇、キャパー映画、そして相棒ものの要素を織り交ぜ、策略や変装、互いの名誉の掟がぶつかり合う構図を強調する。主題には、償い、意外な相棒同士の忠誠、そして敵対的な状況下で精巧な盗みを計画する仕組みが含まれる。

キャストと登場人物

この映画の魅力は、何よりもアンサンブル・キャストに支えられている。主な出演者は次のとおり。

  • ジョン・ウェイン — 荒々しく決然とした主人公を支えるベテランスター。
  • カーク・ダグラス — ウェインの共演者で、鋭いエネルギーとならず者らしい魅力を加える。
  • ハワード・キール — 敵役の一人を演じる助演。
  • キーナン・ウィン — アンサンブルに彩りを添える人物役で登場。
  • ブルース・ダーン — キャリア初期の段階で助演陣の一角を占める。
  • ブルース・キャボット — 物語の緊張感に寄与する、もう一人の出演者。
  • ハル・ニーダム — のちにスタントや監督で知られるようになる前の、短い役どころで出演。

製作と作風

多くの西部劇を手がけた監督バート・ケネディによる本作は、わかりやすい物語運び、明確な動機づけ、そして動きのある見せ場のアクションを重視している。脚本はハフェイカーの小説を映画化し、強盗計画の仕組みを際立たせつつ、騎馬追跡、対決、開拓地の舞台といった西部劇の定番も保っている。製作ではウェインとダグラスのスター性を生かし、重みと無頼さのバランスが取れた化学反応を生み出している。

評価と遺産

公開当時の批評は、おおむね娯楽性の高さと主演二人の魅力に触れるものが多かった。一方で、一部の批評家は、1960年代後半に登場しつつあった、より再解釈的な西部劇と比べると型通りだとみなした。やがて本作は、強盗映画の領域にも踏み込む、メジャースタジオ製の堅実な西部劇として記憶されるようになった。古典的な西部劇スターのファンや、アメリカ映画におけるジャンル融合を研究する人々にとって興味深い作品である。

注目すべき点

興行面で大きな知名度を持つ二人を配したことで、公開時には広く注目を集めた。また、助演陣には、その後より大きなキャリアへ進む俳優たちも含まれている。のちにスタントマン兼監督として知られる人物が端役で出演していることは、しばしば興味深い注記として挙げられる。本作の製作背景や西部劇ジャンルにおける位置づけをさらに知るには、スタジオ時代の概説や主要人物の伝記を参照するとよい。

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