トンボロ:島と本土を結ぶ沿岸の砂・礫の州
トンボロは、島と本土または別の島を結ぶ砂や礫の堆積性沿岸地形である。主に波の作用、沿岸漂砂、波の屈折によって形成される。
概要
トンボロは、堆積物が蓄積して細長い州または土手をつくり、島と本土、あるいは別の島とを結ぶ堆積性の沿岸地形である。堆積物は一般に砂または礫であるが、より細かな砂利や混合した物質から成る場合もある。トンボロは常に海面上にあることも、干潮時にだけ現れることも、最も高い部分を除いて水没していることもある。その外観と存続は、潮差、波浪環境、堆積物の供給量に左右される。
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10 画像形成過程
トンボロは通常、島の周囲で生じる波の屈折と回折によって、風下側の遮蔽された場所に波のエネルギーが弱い区域がつくられるところで形成される。異なる方向から到来する波は曲がり、そのエネルギーが集中するため、沿岸漂砂や岸向きの輸送によって運ばれた堆積物が、より穏やかな区域に堆積する。時間の経過とともに、こうした堆積物は海岸または島から外側へ成長し、最終的に両者を結ぶ。主な支配要因は、堆積物の利用可能性、卓越風向・波向、海底地形、相対的な海面水位の変化である。
種類と変動
トンボロには、季節ごとに位置や形を変える細く壊れやすい州から、数十年から数世紀をかけて安定する、植生に覆われた幅広い陸橋まである。断続的に水没し、干潮時にしか通行できないものもあれば、植物が定着して土壌が形成され、恒久的な地形へと発達するものもある。これは動的な地形であり、暴風、堆積物供給の変化、人為的な介入によって、形状が急速に変化したり、切断されたりすることがある。
生態、利用と脆弱性
トンボロは静穏な水域を生み出し、州上の耐塩性植物や、隣接する穏やかな水域の海草藻場・干潟環境など、特徴的な生態群集を支えうる。また島への徒歩でのアクセスを容易にし、歴史的には漁業、放牧、ときには居住にも利用されてきた。トンボロは継続的な堆積物移動に依存するため、沿岸開発、養浜の変化、突堤、浚渫、海面上昇に対して脆弱である。これらは堆積物の供給を減少させたり、侵食を強めたりする可能性がある。
管理と類似地形との区別
沿岸管理者は、養浜などのソフトな対策、また場合によっては硬い構造物により、トンボロの保護を試みることがある。しかし、介入は沿岸の他の場所に意図しない影響を及ぼすことがある。トンボロを他の地形と区別することも有用である。地峡は成因にかかわらず細い陸地の連結部を指すのに対し、砂嘴や州は海岸に接続していても、必ずしも波の屈折過程によって島を結ぶものではない。トンボロの安定性を理解するには、波、潮汐、堆積物輸送を長期にわたり監視することが重要である。
- 形成要因:沿岸漂砂、波の屈折と回折、岸向きの堆積物輸送。
- 変動:一時的なものから恒久的なものまであり、しばしば暴風に迅速に反応する。
- 管理:ソフトな対策と監視が重視されるが、工学的対策は沿岸漂砂の下流側へ影響を再配分することがある。
事例と研究
典型的なトンボロは世界各地の海岸に見られ、波、堆積物、海岸線の形状の相互作用を示すことから、沿岸地形学でしばしば論じられる。広く知られた教育的な事例は、波のパターンが堆積物の堆積をどのように制御するかを示すものとして、教科書やフィールドガイドで取り上げられることが多い。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com トンボロ:島と本土を結ぶ沿岸の砂・礫の州 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/100442