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ヴァンデー・マータラム――インドの国歌

ヴァンデー・マータラムは、バンキム・チャンドラ・チャットパディヤイがサンスクリット語化したベンガル語様式で作詞した愛国歌である。インド独立運動で中心的役割を果たし、今日も複雑な文化的意味をもつ国民歌として位置づけられている。

概要

ヴァンデー・マータラムは、インド独立運動の際に人々を結集させる合言葉となった愛国歌であり、同国の国民歌として正式に認められている。インドの国歌とは別のものであり、多様な政治集団を反植民地という目標のもとに結び付けた歴史的役割が評価されている。

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作者と言語

歌詞を書いたのは、小説家・詩人のバンキム・チャンドラ・チャットパディヤイである。本文はサンスクリット語とベンガル語の語彙・統語を混用しており、教養層にも一般の聴衆にも訴えかける格調高い文体を生み出している。冒頭句は一般に「母をたたえる」または「母なる祖国に敬礼」と訳される。

成立と出版

バンキムは19世紀後半にこの詩を作った。同時代の記録では、その作詞は1876年とされ、初めて印刷物に掲載されたのは1882年であった。出版後まもなく、公会合、学校、行進などで歌われるようになり、象徴的な重要性を帯びた。

独立運動における役割

植民地支配に反対する運動のなかで、ヴァンデー・マータラムは国家という理念への献歌であると同時に、抗議の歌として機能した。指導者や活動家はこれを用いて群衆を動員し、歌はより広範な自治獲得運動と結び付いた。国家を母性的な存在として擬人化する表現は、地域や言語の違いを越えて人々の共感を集めた。

使用、曲付け、式典

この詩には、簡素な合唱用の和声から精緻な古典音楽・大衆音楽の編曲まで、多くの曲が付けられてきた。国の記念行事、公的な催し、教育行事でしばしば演奏される。祭典での斉唱、学校行事への組み込み、文化団体による演奏などが代表的な使用例である。

文化的受容と法的地位

ヴァンデー・マータラムはインドの国民歌として公的に認められ、同国の近代政治史に関する記憶の一部をなしている。その一方で、詩の一部は議論も呼んできた。特定の宗教的・文化的言及に異議を唱える批判者がいる一方、これを人々を結ぶ愛国的表現として擁護する見解もある。裁判所、政府、各機関は、敬意ある演奏の方法や歌唱される場面について指針を定めている。

主な事実と区別

  • 題名は文字どおりには「母に頭を下げる(または母をたたえる)」を意味し、「母なる祖国よ、永遠なれ」と訳されることもある。
  • 国民的アイデンティティと密接に結び付くが、国の国歌と同一ではない。両作品は、公式上も象徴上も異なる役割を担う。
  • 初期の国家的図像にはこの句が取り入れられることがあり、たとえばインド国旗の初期版にはवन्दे मातरम्の銘文が記された。
  • 作者のバンキム・チャンドラ・チャットパディヤイは近代ベンガル文学の重要人物とみなされ、インドの文化生活に影響を与えたほかの作品も残した。

音楽的編曲、翻訳、歴史的な使用法については、19世紀の詩がいかにして20世紀の政治的実践と公的儀礼に組み込まれたかをたどる文書資料や研究文献を参照できる。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com ヴァンデー・マータラム――インドの国歌

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/104185

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