概要
西暦12年(12 CE)は1世紀の年であり、現代の年代記では、ユリウス暦の数え方では金曜日に始まる閏年として記録されることが多い。ローマの同時代史料では、年は在任中の二人の執政官名で示され、この年はカエサルとカピトの執政官年と呼ばれた。現代のまとめでは、12の項目、または1世紀の項目の下で参照できる。
暦と年代
この年は、ユリウス・カエサルが整備したユリウス暦を用いていた。これは4年ごとの閏日制度を特徴とする。歴史上の運用では、初期の数十年間に閏日の適用が一定ではなかったが、ほとんどの再構成では西暦12年を閏年として扱う。現存する再構成で年始に割り当てられる曜日は金曜日であり、金曜日という表記は、どの前提の暦法を採るかによって左右される。
歴史的背景
西暦12年は初期ローマ帝国の時期に位置し、皇帝のもとで政治権力が比較的集中する一方、儀礼上の年代表示には執政官職のような官職が引き続き用いられていた。ローマ世界の外では、同時期の東アジア年代学は王朝体制のもとでの支配を示している。たとえば歴史年表では、西漢の後に続いた新の空位期が示される。異なる文化圏の記録は、それぞれ固有の元号や年代法を用いるため、地域をまたいで出来事を対応づけるには慎重な照合が必要である。
特徴と意義
- ローマの年代表記:連続する通し年番号ではなく、二人の執政官の名で年を特定した。
- 暦:ユリウス暦では閏年として扱われ、農事や都市行政の予定に影響した。
- 年代学上の参照点:古典史料を現代暦と対応させる際の基準として用いられる。
西暦12年を理解するには、古代暦法の技術的な仕組みと、当時広く使われていた地域ごとの年代体系の多様性の両方を踏まえる必要がある。そのため現代の歴史家や年代学者は、文学史料、碑文、天文学的逆算を組み合わせ、この年の出来事を統合された年表に位置づけている。
さらに年代枠組みや一次史料の一覧については、執政官年や他地域で用いられた元号によって年を索引する専門的な暦表や人名録を参照するとよい。
年についてさらに読む ・ 世紀の概要 ・ 曜日表記の慣例 ・ ユリウス暦 ・ 執政官による年代表示