ビッグブラザー15』(Big Brother 15)は、アメリカのリアリティ番組『ビッグブラザー』の2013年シーズンです。2013年6月26日からCBSで日曜・火曜・水曜に放送が始まり、同年9月18日まで全90日間にわたって放送されました。シリーズ史上最長となる90日間のシーズンで、合計16人のハウスゲストが登場しました。番組は通常、司会者(当時はジュリー・チェン)が進行し、ライブの追放/審議の模様が放送されます。

番組の基本ルールと進行

本シーズンのゲームフォーマットは従来の形式を踏襲しています。ハウスゲスト(出場者)たちは互いに同盟や戦略を駆使して最後まで残り、最終的に優勝賞金を勝ち取ることを目指します。毎週の流れは大まかに次の通りです。

  • ヘッド・オブ・ハウスホールド(HoH)として1名が選ばれ、そのHoHは退去候補として2名のハウスゲストを指名します。
  • パワー・オブ・ヴェトー(PoV、番組内での「拒否権」)は指名を覆す可能性があり、PoVの勝者は指名者を守るために1名を消すことができます。消された場合、HoHは代わりの指名を行います。
  • 通常、週末の投票でハウス全体がノミネートされた候補者のうち1名を追放します。追放されるのは最も票を集めた候補者です。
  • ゲームが最後の2人になると、直前に退場した7人のハウスゲストが「7人の審査員」として最終決定を下し、優勝者が50万ドルの賞金を獲得します。

番組内ではルール違反があれば退場などのペナルティが科されることがあります。また、ハウス内は外部との接触が制限されるため、外部での出来事(視聴者の反応や報道、雇用上の変化など)がハウスゲスト本人にすぐ通知されるとは限りません。

人種差別・差別発言をめぐる騒動

このシーズンでは、複数のハウスゲストによる人種差別的・同性愛嫌悪的と受け取られる発言が大きな社会的な議論を呼びました。多くのジャーナリストや視聴者がこれらの発言を厳しく批判し、番組や放送局にも注目が集まりました。問題となった発言は、特に2人のアフリカ系アメリカ人の出場者や、それ以外のマイノリティを対象にしたものが含まれていました。具体的には、アーリン・グリーズ、ジーナマリー・ジマーマン、スペンサー・クローソンらの発言が取り沙汰され、スペンサーはゲイの出場者に対する差別的な発言をしたと報じられました。また、アーリンとジーナマリーはアジア系の出場者ヘレンへの否定的なコメントをしていたとされています。

この騒動を受け、視聴者やメディアの批判が高まり、一部のハウスゲストは番組外での雇用に影響が出て解雇されたと報じられました(AarynとGinaMarieがその例として挙げられることが多い)。ただし、番組のルールによりハウス内の出場者は外部と接触できないため、解雇やその後の騒動の詳細をハウス内で即座に知ることはできない状況でした。番組側や放送局は声明を出し、状況への対応や今後の教育的取り組みの検討などを表明しましたが、騒動は放送期間中を通じて大きな話題となり、番組イメージや視聴率にも影響を与えました。

以上が『ビッグブラザー15』(2013年)の概要と、このシーズンを特徴づけた主な出来事のまとめです。番組のルールや審査方法、また騒動への社会的反応は、以降のシーズンにも議論の種を残しました。