グスターボ・ドゥダメル

グスターボ・ドゥダメル(Gustavo Dudamel)は、1981年1月26日、ベネズエラ・ララ州バルキシメト出身、ベネズエラ人指揮者、ヴァイオリニスト。ベネズエラのユースオーケストラ、オルケスタ・シンフォニカ・シモン・ボリヴァルの指揮者として有名になった。現在、スウェーデンのヨーテボリにあるヨーテボリ交響楽団の首席指揮者、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督を務めている。また、ベネズエラのカラカスにあるシモン・ボリバル交響楽団の芸術監督も務めている。

人生とキャリア

ドゥダメルはベネズエラのバルキシメトで生まれた。父親はトロンボーンを演奏していた。幼い頃から音楽を学び、10歳のときにヴァイオリンを習う。作曲も学んだ。ベネズエラのエル・システマ(貧しい家庭の子どもたちに楽器を習わせるための組織)に参加するようになる。ハシント・ララ音楽院、ラテンアメリカ・バイオリン・アカデミーに進学し、バイオリンを学ぶ。

1995年から指揮の勉強を始める。1999年、ベネズエラの国立青少年オーケストラであるシモン・ボリバル交響楽団の音楽監督に就任し、数カ国をツアーで回る。

ドゥダメルは、指揮者として多くの賞を受賞した。すぐに有名になり、フィルハーモニア、イスラエル・フィルハーモニー、ロサンゼルス・フィルハーモニーを指揮するようになった。ドイツ・グラモフォンとレコーディング契約を結ぶ。2006年11月、ミラノスカラ座で「ドン・ジョヴァンニ」を指揮。2007年9月10日、ルツェルン音楽祭でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を初指揮。2008年3月、サンフランシスコ交響楽団を初めて指揮した。

2005年、ネーメ・ヤルヴィの病気療養中、BBCプロムスで指揮。ヨーテボリ交響楽団の首席指揮者に就任。現在もシモン・ボリバル国立青少年オーケストラを指揮する。

2005年、ハリウッド・ボウルでロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団を初めて指揮。2009年、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。

2007年4月16日、グスターボ・ドゥダメルはシュトゥットガルト放送交響楽団を指揮し、ローマ法王ベネディクト16世の80歳の誕生日を祝うコンサートに、ヒラリー・ハーンをソロバイオリン奏者として招きました。コンサートにはローマ法王もいらっしゃいました。

ドゥダメルとエル・システマを描いたドキュメンタリー映画「Tocar y Luchar」が制作された。

私生活

ドゥダメルは、ベネズエラのバレエダンサーでありジャーナリストのエロイサ・マトゥレンと結婚している。

グスタボ氏と妻のエロイサ・マトゥレンさんZoom
グスタボ氏と妻のエロイサ・マトゥレンさん


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