ジェローム・パウエル
ジェローム・ヘイデン・パウエル(Jerome Hayden Powell、1953年2月4日生まれ)は、アメリカ合衆国の弁護士である。2018年2月より第16代現職の連邦準備制度理事会議長and連邦準備制度理事会のメンバーであり、バラク・オバマ大統領の指名を受けて2012年から務めている。
2017年11月2日、ドナルド・トランプ大統領は、パウエル氏を次期連邦準備制度理事会議長に指名した。2018年1月31日に米国上院で指名が承認され、2018年2月5日に就任した。
幼少期
パウエルは、ワシントンD.C.で生まれた。プリンストン大学とジョージタウン大学で学ぶ。1975年から1976年にかけて、ペンシルベニア州のリチャード・シュワイカー上院議員の立法補佐官として1年間を過ごした。
初期の経歴
1984年から1990年まで、パウエルは、ディロン・リード・アンド・カンパニーに勤務していた。1990年から1993年まで、パウエルは米国財務省に勤務していたが、その頃、ディロン・リード&カンパニー元会長のニコラス・F・ブレイディが米国財務長官を務めていた。1992年、ジョージ・H・W・ブッシュに指名され、国内金融担当の財務次官となる。
1993年、パウエルはバンカーズ・トラストのマネージング・ディレクターとして働き始めたが、1995年に辞めた。パウエルは、産業分野における特殊金融とオポチュニスティック投資に特化した民間投資会社、セヴァーン・キャピタル・パートナーズを設立した。
連邦準備制度理事会
2011年12月、バラク・オバマ大統領によって連邦準備制度理事会の理事に指名されたパウエル。2012年5月25日に就任した。2014年1月、再度指名され、2014年6月、米国上院で67対24の投票で2028年1月31日までの14年間の任期で承認された。2018年1月23日、上院で85対12の投票により指名が承認された。
連邦準備制度理事会議長
2017年11月2日、ドナルド・トランプ大統領はパウエルを連邦準備制度理事会の議長に指名した。2018年1月31日、パウエルは米国上院で承認された。
私生活
1985年、パウエルはエリッサ・レオナルドと結婚した。2人の間には3人の子供がいる。
パウエルの純資産は1億1200万ドルにも上ると言われている。