レオナルド・ウィルヘルム・ディカプリオ(1974年11月11日生まれ)は、アメリカの俳優、映画監督、映画プロデューサー、脚本家です。彼は、「ギルバート・グレイプを食べたら、「ロミオとジュリエット」、「タイタニック」、「鉄仮面の男」、「ザ・ビーチ」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、「ニューヨークギャング」、「アビエイター」、「レヴェナント」、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」など、あらゆる人気映画に出演しています。初期には『クリッターズ3』(1991年)などに出演し、子役から若手俳優へとキャリアを積み上げました。なお、長編劇映画の単独監督作は(執筆時点で)発表されておらず、ドキュメンタリー作品の制作・ナレーションやプロデュース活動が特に知られています。
2016年、『レヴェナント』でヒュー・グラスを演じたディカプリオは、初のアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。第88回アカデミー賞での受賞に加え、同作ではゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞(BAFTA)など主要な映画賞でも主演男優賞を獲得しました。
経歴とブレイク
ロサンゼルス生まれ。子ども時代からテレビドラマやCMに出演し、若手俳優として経験を積みました。1993年の『ギルバート・グレイプを食べたら』(What's Eating Gilbert Grape)で精神障害を抱える少年を演じ、若手俳優ながら高い評価を得てアカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされました。1997年の『タイタニック』で世界的なスターとなり、以降は大作・話題作に次々と出演していきます。
代表作(主な出演作)
- ギルバート・グレイプを食べたら(1993)
- ロミオ+ジュリエット(1996)
- タイタニック(1997)
- ギャング・オブ・ニューヨーク(2002)
- アビエイター(2004)
- キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002)
- ブラッド・ダイヤモンド(2006)
- シャッター アイランド(2010)
- ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013)
- レヴェナント(2015)
- ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019)
受賞とノミネート
- アカデミー賞(オスカー)主演男優賞:『レヴェナント』で受賞(第88回)
- アカデミー賞ノミネート:『ギルバート・グレイプを食べたら』(助演)、『アビエイター』(主演)、『ブラッド・ダイヤモンド』(主演)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(主演)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(主演)など
- ゴールデングローブ賞:複数回受賞(『アビエイター』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『レヴェナント』など)
- 英国アカデミー賞(BAFTA):『レヴェナント』で主演男優賞を受賞
監督・プロデュース活動と環境保護への取り組み
ディカプリオは俳優業と並行してプロデューサーとしても活動し、自身の製作会社Appian Wayを設立して映画やドキュメンタリーを手がけています。また、環境保護活動にも長年携わっており、1998年に設立したLeonardo DiCaprio Foundationを通じて気候変動、生物多様性保全、海洋保護などに資金援助と啓発活動を行っています。2014年には国連の気候変動に関する活動での取り組みを認められ、UNの活動にも関与しました。ドキュメンタリー作品では『The 11th Hour』(2007、製作・ナレーションなど)や『Before the Flood』(2016、製作・出演)などを通じて環境問題の普及に努めています。
私生活と人物
生い立ちはロサンゼルスで、父方にイタリア系、母方にドイツ系の血を引いています。プライベートは比較的非公開を保ちつつも、環境保護や人道支援など公的な慈善活動には積極的に関わっています。映画界では監督のマーティン・スコセッシやジェームズ・キャメロン、レオナルドと長く組んできた俳優やスタッフとの協働が評価されており、演技力とプロデュース能力の両面で影響力を持つ人物です。
評価と遺産
ディカプリオは多彩な役柄に挑戦し続ける実力派俳優として高く評価されています。興行面でも俳優としての集客力が高く、若年期から現在に至るまで世界的な人気を維持。環境問題へのコミットメントと映画界での実績を通じて、俳優という職業を超えた社会的な存在感も確立しています。