CBSオールアクセスとは:ストリーミングサービスの定義と提供コンテンツ、Paramount+への移行

CBSオールアクセスの定義からオリジナル配信、米国のライブ局中継、加入者400万超、Paramway+への移行と国際展開まで、ストリーミングの全貌を解説。

著者: Leandro Alegsa

CBS All Access(オーストラリアでは10 All Accessとも呼ばれる)は、アメリカのストリーミングビデオサービスで、Viacom子会社であるCBS Interactiveが所有・運営していました。2010年代半ばにサービスを開始し、放送されたばかりのCBSオリジナル番組のオンデマンド配信や、ViacomCBS(旧ViacomやCBSのライブラリ)にある作品群を1カ所で視聴できる点を特徴としています。米国では多くの地域でローカル局のメインチャンネルをライブ配信し、ニュース、ドラマ、コメディ、スポーツ中継など幅広いジャンルをカバーしていました。2019年2月時点で加入者数は400万人以上と報告されています。

サービスの特徴

  • オンデマンド配信:過去のCBSドラマやバラエティ、Viacom系の映画・シリーズのライブラリを視聴可能。
  • ライブTV:地域に応じてCBSのメインチャンネルをライブで配信し、ニュースやスポーツの生中継を提供。
  • オリジナル作品の独占配信:新作ドラマやスピンオフ作品、リブート作品などをプラットフォーム独占で配信(例:Star Trekシリーズ等のヒット作を多数輩出)。
  • マルチデバイス対応:ウェブブラウザのほか、スマートフォン、タブレット、ストリーミングデバイス(Roku、Apple TV、Amazon Fire TV等)、ゲーム機などで視聴可能。

サブスクリプションと利用形態

CBS All Accessはサブスクリプション型の有料サービスで、広告付きプランと広告なし(プレミアム)プランなど複数の料金体系が用意されていました。契約者はオンデマンド視聴や一部地域でのライブ配信を利用でき、番組の新作や過去作をまとめて視聴する用途に向いていました。

Paramount+への移行と国際展開

CBS All Accessは、ViacomCBS(後にParamount Global)が保有する複数ブランドのコンテンツを集約・強化する戦略の一環として、サービス名とブランドを刷新することになりました。CBS All Accessは2021年初頭にParamount+へとリブランドされ、既存のCBS All Accessの機能に加え、CBS以外の映画・テレビコンテンツも統合された形で提供されました。リニューアルされたParamount+は、2021年初頭にオーストラリアラテンアメリカ、北欧を皮切りに国際市場へも展開し、地域ごとに編成を最適化した配信を進めています。既存の加入者は段階的にParamount+へ移行され、サービス名の変更とともにコンテンツの幅が拡大しました。

まとめと現状の注意点

CBS All Accessは、CBSの放送コンテンツとViacom系ライブラリ、そして独自のオリジナル作品を柱にしたサブスクリプション型の動画配信サービスとして成長してきました。2021年のParamount+への移行により、より広範なコンテンツ提供が可能になり、国際展開も強化されています。サービスの詳細(対応端末、料金プラン、配信地域や視聴可能な番組)は、地域や時期により変動するため、利用前に公式情報で確認することをおすすめします。



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