Love?は、ジェニファー・ロペスの7枚目のスタジオ・アルバムで、2011年4月29日にアイランド・レコードから発売された。ロペスが同レーベルからリリースした唯一のアルバムであり、ダンス寄りのポップ/ラテン志向を前面に押し出した作品として位置づけられる。アルバムにはクラブ向けのアップテンポなナンバーと、R&Bやエレクトロ的な要素を取り入れた楽曲が並び、複数の外部プロデューサーやソングライターが参加して制作された。ロペスは本作で、ピットブルやリル・ウェイン、レディー・ガガ、ザ・ドリームなど、多彩なエンターテイナーや音楽制作者とコラボレーションしている。
アルバムからのファーストシングルは「オン・ザ・フロア」(feat. Pitbull)で、世界的な大ヒット曲となった。この曲はラテン系のリズムとダンス・ポップを融合させ、かつてのヒット曲のメロディ要素も引用したキャッチーなサウンドで注目を集め、ビルボードHot 100で最高3位を記録。ヨーロッパやラテンアメリカを含む多くの国のチャートで上位に入り、18か国以上で1位を獲得するなど、国際的に大きな成功を収めた。ミュージックビデオやテレビ出演でのパフォーマンスも話題になり、この曲はロペスの代表曲の一つになっている。
シングルは他にも「I'm Into You」(feat. リル・ウェイン)や「Papi」などがリリースされ、いずれもクラブやダンス系のチャートで高い評価を得た。本作からのシングルはすべてビルボード・ホット・ダンス・クラブ・ソングスで1位を獲得し、ロペスにとって3作連続でアルバムからのシングルが同チャートで1位になるという記録を作った。これにより彼女の通算ナンバーワンは11作となった。
商業的には、アルバムは発売週にアメリカのBillboard 200で上位に入り(初登場は上位圏にランクイン)、複数の国でチャート入りを果たした。シングルのヒットにより、アルバム全体としても世界的な注目を集めたが、評論家の評価は賛否両論で、ダンス・ポップ志向やプロダクションを評価する声がある一方、オリジナリティや歌詞の深さに対する批判も見られた。
プロモーションではシングル曲を中心にテレビ番組や授賞式などでのパフォーマンスが行われ、ライブやツアーのセットリストにも取り入れられた。特に「オン・ザ・フロア」はクラブ・アンセムとして長く親しまれ、ロペスの音楽活動における重要なマイルストーンとなっている。
まとめると、Love?はジェニファー・ロペスがダンス・ポップへと回帰した意欲作であり、世界的なシングルヒット「オン・ザ・フロア」を擁するアルバムとして、彼女のキャリアにおける商業的成功とポップカルチャー上の影響力を改めて示した作品である。