概要
『New スーパーマリオブラザーズ』は、任天堂がニンテンドーDS向けに開発・発売した横スクロール型のプラットフォームゲームである。2006年に発売され、携帯機で伝統的な2次元マリオのプラットフォームアクションが復活したことを示し、『New Super Mario Bros.』シリーズの始まりにもなった。本作は、クラシックなマリオ作品でおなじみの仕組みに、更新された見た目、現代的なステージ構成、そして定番の路線を保ちながら新しさを加えるためのいくつかの要素を組み合わせている。
ゲームプレイ
プレイでは、マリオがテーマの異なる複数のワールドを順に進んでいく。各ワールドは複数のステージで構成され、地上の基本ステージ、水中エリア、自動スクロール区間、ボス戦などが含まれることがある。基本操作は走る、跳ぶ、敵を踏みつけることで、正確なタイミングと探索が重視される。プレイヤーは隠し要素、分岐する出口、短いチャレンジステージに出会う。難易度は初心者にも取り組みやすく調整されている一方、経験者向けの任意の挑戦も用意されている。
ステージと収集要素
ステージは、草原、砂漠、洞窟、要塞などの視覚的テーマを持つ、いくつかのワールドに分けられている。注目すべき追加要素として、収集可能なコインや、再プレイを促すより大きな隠しトークンがある。特別なコインを集めることで、秘密のルートや任意ステージが開くこともある。ステージ設計は、短くテンポの速いステージと、隠し要素やボーナスエリアを見つけるための、より長い探索型ステージを組み合わせており、やり込み派にも配慮されている。
パワーアップとキャラクター
- 定番アイテム: スーパーキノコやファイアフラワーなど、よく知られたパワーアップが再登場し、マリオの能力や耐久力を変化させる。
- 新要素・再解釈されたアイテム: 移動を変化させたり、一定時間の有利さを与えたりする新しい効果が導入されているが、マリオ作品らしさの核は保たれている。
- 敵対キャラクター: クッパが主な敵として登場し、各ワールドでボスや守護的なキャラクターと対峙する。
操作とニンテンドーDSの機能
本作は、移動とアクションにDSのボタン操作を使い、システムの追加機能は限定的に用いている。タッチスクリーンの機能は主なプラットフォームアクションの中心ではなく、昔ながらの操作感を保っている。ローカルワイヤレス機能は、1人用キャンペーン以外の遊びを広げる補助的なモードで使われた。
マルチプレイと追加モード
基本的には1人用体験だが、『New スーパーマリオブラザーズ』には、携帯機のワイヤレス通信を生かした小規模な対戦モードやチャレンジモードも含まれている。これらのモードは短時間のマルチプレイ要素を提供したが、多くのプレイヤーにとっては1人用キャンペーンが中心だった。
開発と発売
任天堂は、懐かしい仕組みと現代的な制作水準を組み合わせ、クラシックな2Dマリオのゲームプレイを現代の携帯機ユーザーに届けるために本作を開発した。北米では2006年5月15日に最初に発売され、その後、日本では2006年5月25日に発売された。さらに、オーストラリアとヨーロッパでも2006年6月に順次発売が行われた。発売時には、任天堂が公式情報や案内ページを用意しており(公式ページ、任天堂、ニンテンドーDS)、各地域の告知では発売時期や販売情報が示された(北米、日本、オーストラリア、ヨーロッパ。一部の案内では、オーストラリアの日付を6月8日前後として示しているものもあった)。
評価と影響
批評家やプレイヤーの多くは、『New スーパーマリオブラザーズ』が、クラシックなマリオの横スクロール作品の雰囲気を取り戻しつつ、現代的な洗練と遊びやすさを加えた点を高く評価した。おなじみの仕組み、収集要素による探索、そして取り組みやすい難易度の組み合わせは、幅広い層に届く助けになった。本作の成功を受けて、任天堂は後の作品やスピンオフでこの考え方を発展させた。家庭用機向けの間接的な後継作であるNew Super Mario Bros. Wiiは、協力プレイとより大規模なステージでこの路線を継承した。
特筆すべき点
『New スーパーマリオブラザーズ』は、任天堂のラインナップにおける2次元プラットフォームアクションを再活性化し、レトロな設計と現代的な利便性のバランスを取る定型を築いた作品として、しばしば評価される。本作は、古典的な横スクロールの仕組みが現代のハードウェア向けに新鮮な形で再構成できることを示し、その後のマリオ作品や、懐かしさと更新された設計を両立させようとするプラットフォームゲームにも影響を与えた。
パッケージや宣伝用アートワーク、さらに発売時の詳細情報は、任天堂のマーケティング資料や地域ごとのプレス告知にも含まれていた。歴史的な発売情報を確認するうえでは、アーカイブや公式資料が今でも有用である(販売元ページ、企業サイト)。