ブルキナファソは、西アフリカに位置する国である。かつては上ボルタと呼ばれていたが、1984年にブルキナファソと改称された。かつてはフランスに統治されていたが、1960年から独立した。首都はワガドゥグー。
2005年、約1322万8000人が暮らしていた。マリ、ニジェール、ベナン、トーゴ、ガーナ、コートジボワールに隣接している。海や海のある海岸はありません。ブルキナファソの人々はブルキナベ(Burkinabé、発音はburr-KEE-na-bay)と呼ばれています。
地理・気候
面積は約27万4,000平方キロメートルで、ほぼ日本の約3分の2の広さです。国土は海に面しておらず、内陸国(ランドロック)です。主要な河川にはホワイト・ヴォルタ(白ボルタ)やブラック・ヴォルタ(黒ボルタ)などがあり、これらは下流でヴォルタ川となります。
気候は南部がスーダン気候(比較的雨が多く緑が豊か)、北部はサヘル〜サハラ縁辺の乾燥地帯で、雨季と乾季の差が大きいです。近年は干ばつや気候変動の影響が懸念されています。
人口・言語・宗教
- 人口:2005年の約1,322万8,000人から増加し、2020年代には約2,000万〜2,200万人規模に達しています(推計)。
- 民族:多数の民族が暮らし、モシ(Mossi)が最大のグループです。他にフラニ(Fulani)、グルマ、ソノン、ディオウラ(ジュラ)などがいます。
- 言語:公用語はフランス語ですが、日常的には地域語が広く使われます。代表的な地域語にモシ語(Mooré)、ジュラ語(Dioula)などがあります。
- 宗教:イスラム教、キリスト教、先住民宗教(伝統宗教)が混在しており、地域や民族によって比率が異なります。
歴史の概略
ブルキナファソの歴史は、多様な王国や部族の歴史に根ざしています。植民地時代にはフランスの支配下に入り、上ボルタ(Haute-Volta)という名称で呼ばれました。1960年に独立を達成しました。1983年からの革命期においてトマ・サンカラ(Thomas Sankara)らが指導し、1984年に国名を「ブルキナファソ(正直な人々の国の意)」に改めました。
政治・安全保障
独立以降、軍事政権や民主的な政権が入れ替わる時期があり、近年は政治的変動や治安問題が深刻化しています。2010年代半ば以降、国境地域や北部を中心に武装勢力による攻撃やテロが増加し、国内の治安と人道状況に大きな影響を与えています。こうした事情により国内避難民や周辺国への難民流出が発生しています。
経済
経済は主に農業(自給的な小規模農業)に依存しており、コットンが主要輸出品の一つです。また、近年は金の採掘・輸出が増加しており、鉱業の比重が高まっています。経済成長と開発は継続的な課題であり、教育・保健・インフラへの投資が求められています。
首都ワガドゥグー(Ouagadougou)について
ワガドゥグーは国の政治・行政の中心であり、文化的にも重要な都市です。映画祭「FESPACO(アフリカ映画祭)」など文化イベントが開催され、周辺地域から多くの人々が集まります。都市部には市場、博物館、大学、主要な行政機関が集中していますが、治安やインフラの面での課題も指摘されています。
文化・観光
伝統音楽、舞踊、手工芸が豊かで、民族ごとの祭りや市場は観光資源となっています。ただし、治安情勢によっては旅行制限や注意が必要です。渡航や滞在を検討する場合は、最新の渡航情報や現地の安全情報を確認してください。
まとめ
ブルキナファソは多様な民族・文化を持つ内陸国で、農業や鉱業が経済の柱です。フランス植民地時代からの歴史や、1984年の国名変更(トマ・サンカラの時代)など独自の近現代史を持ちます。一方で近年は治安上の課題が深刻で、国内外の支援や対策が重要になっています。

