エアラインアライアンスとは、2社以上の航空会社が相互に協力する協定を結ぶことです。スターアライアンス、スカイチーム、ワンワールドの3大航空連合があります。航空連合は、乗客が世界中を旅行するのを容易にし、途中下車や乗り継ぎを減らすことができます。最大のアライアンスはスターアライアンスで、ユナイテッド、ルフトハンザ、エア・カナダなど28の航空会社が加盟しています。第2位はスカイチームで、デルタ航空、KLMオランダ航空、エールフランス航空など19社が加盟しています。第3位はワンワールドで、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カンタス航空など13社が加盟しています。
航空連合が提供する主なメリット
- マイレージの相互利用:加盟航空会社のフリークエントフライヤープログラムで、搭乗マイルを共通で貯めたり使ったりできます。たとえば、ある航空会社の運航便に搭乗して別の加盟社の特典航空券を取得することが可能です。
- ラウンジ利用:上級会員やビジネスクラス利用者は、同じアライアンス加盟社のラウンジを利用できる場合が多く、乗り継ぎ時の利便性が向上します。
- スルーチェックイン・手荷物の一括搬送:乗り継ぎがある旅程でも、最終目的地まで荷物を一括で預けられることが多く、途中での手続きや受け取りが不要になります。
- 優先搭乗・優先手荷物取扱い:上級会員は優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先扱いなどの特典を受けられることが一般的です。
- 乗り継ぎ保証やサポート:遅延で乗り継ぎに間に合わない場合、代替便の手配や宿泊手配などを協力して行うことがあります(条件あり)。
主なサービスと仕組み
- コードシェア(共同運航):ある航空会社が実際に運航する便を、別の加盟航空会社が自社便として販売する仕組みです。利用者は乗り継ぎがスムーズになり、運賃やフライト検索が簡便になります。ただし、運航実態はひとつの航空会社に依存します。
- 共同運賃や連合内乗継ぎ:複数社の区間を組み合わせた旅程でも、連合としての運賃体系や乗り継ぎに関するルールで統一的な扱いを受けられます。
- 上級会員資格の相互承認:一定の条件を満たすと、所属会社の上級会員資格が加盟各社で同等のサービス(ラウンジ、優先搭乗等)を受けられることが多いです。
各アライアンスの特徴(簡易)
- スターアライアンス:最大規模のネットワークを持ち、欧米・アジア・南米に幅広いハブを持つ航空会社が多いのが特徴です。長距離路線や多地点間の乗継ぎに強みがあります。
- スカイチーム:欧米・アジア・アフリカへの接続が強く、欧州と北米の主要路線でも存在感があります。提携によるビジネスルートの利便性が高いです。
- ワンワールド:トランスパシフィック(太平洋横断)や北大西洋路線で強みを持つキャリアが多く、ビジネス旅行者向けのサービスが充実しています。
利用時の注意点と選び方
- 必ずしも全サービスが同等ではない:加盟していても各社の運用ポリシーやラウンジ設備、マイレージプログラムの換算率は異なります。特典交換の必要マイル数や空席状況も会社ごとに違います。
- ローコストキャリア(LCC)は非加盟が多い:LCCは運賃体系やサービスが異なるため、大手アライアンスに加盟していないことが多い点に注意してください。
- ハブ空港で選ぶ:利用したい都市・空港での加盟航空会社のプレゼンス(ハブかどうか)を基準にアライアンスを選ぶと乗継ぎが便利になります。
- 会員資格の取り扱いを確認する:上級会員の特典内容やラウンジの利用条件、同行者の扱いなどは事前に確認しておくとトラブルが少ないです。
- 加盟状況は変わる:航空会社の合併・買収や提携の変更で加盟状況は変化します。最新情報は各アライアンスや航空会社の公式サイトで確認してください。
まとめ
航空連合は、複数の航空会社による利便性向上を目的とした協力体制です。マイレージの共通化やラウンジ利用、スルーチェックインなど乗客にとって便利なサービスが多く、特に世界をまたぐ乗継ぎがある旅行で有利になります。一方で、サービスの詳しい内容や条件は各社で異なるため、利用前に自分の旅程や使いたい特典に応じて最適なアライアンスやフリークエントフライヤープログラムを選ぶことが重要です。

