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アジャム:非アラビア語話者を指すアラビア語とその歴史的意味

アジャムは、歴史的に非アラビア語話者、しばしばペルシア人を指したアラビア語である。言語・文化・歴史の各層をもち、時代や地域により含意が変化してきた。

アジャム(アラビア語:عجم)は、古典アラビア語に由来する語で、広義にはアラビア語を母語としない人を指す。最も単純な意味では、アラビア語話者とそれ以外の人々を区別する語であり、中世のアラビア語史料では周辺の多様な民族を指してしばしば用いられた。基本的な語義については、アジャム(定義)を参照。

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語源と初期の言及

この語の起源については、古い史料や民間伝承の間で議論がある。アジャムを、イランの伝承に登場する人物ジャムの名、またはペルシア叙事文学に現れる伝説上の王ジャムシードと結び付ける説がある。一方で、アラブ人が外国語や外国人の話し方に付した呼称と関連付ける系統の説明もある。関連する主題として、非アラブ文化を描く物語において、ジャムシードを文化的原型として援用する見方もみられる。別の資料では、いくつかの物語におけるジャムシードを預言者的な人物として扱う(資料参照)が、このような用法は言語学的な説明ではなく、民俗的・文学的伝統の一部である。

歴史的・言語学的な意味

歴史的にアジャムは、アラブ人が接した人々の広い範囲を包含した。すなわち、ペルシア人、ギリシア人、エチオピア人など、アラビア語を母語としない人々である。時代が下るにつれて、この語はとりわけペルシア人およびペルシア文化と結び付けられるようになった。多くの言語では形容詞形のアジャミが「ペルシアの」または「ペルシア起源の」を意味し、言語、詩、文字表記の慣習を説明するために用いられた。このペルシアとの関連についての概説は、アジャミ/ペルシア語用法を参照。

文化的用法、文字体系と社会的文脈

アジャムとその派生語は、年代記、詩、行政記録、口語など、さまざまな文化的領域に現れる。「アジャミ」という形容詞は、アラビア文字を非アラビア語の表記に適応させた文字体系も指す。たとえば、西アフリカの諸言語に用いられるアラビア文字系の正書法は、しばしばアジャミ文字と呼ばれる。この語の含意は、時代、場所、話者によって、中立的な記述的用法から一部の文脈における軽蔑的な語調まで幅があった。

現代の用法と区別

現代の用法においても、アジャムには複数の意味が残る。アラブ諸国では、今日でも単に非アラブ人または外国人を意味することがある一方、特定の文脈ではペルシア語話者やイラン人を指す。社会的・政治的変化は、この語が中立的、歴史的、あるいは侮蔑的と受け取られるかに影響してきた。研究者は、単一で固定された意味を前提とせず、歴史的・状況的文脈のなかでこの語を読むことを重視している。

主な点

  • この語は本来、アラビア語と非アラビア語の発話という言語上の差異を示した。
  • 中世文学と後世の口語において、ペルシア人と密接に結び付くようになった。
  • 「アジャミ」は、他言語に適用されたアラビア文字系の正書法にも用いられる。
  • 意味と含意は、時代、地域、社会的文脈によって変化してきた。

歴史的用法と文化的文脈についてさらに読むには、中世アラビア文学およびペルシア・アラブ関係に関する概説や専門研究を参照するとよい。一次的な語義・文化資料については、上記のより具体的な項目や資料も参照:定義、ジャム、ジャムシード、伝説に関する参照、ペルシアとの関連。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com アジャム:非アラビア語話者を指すアラビア語とその歴史的意味

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/1743

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