英語の比較級とは:形容詞・副詞の作り方・ルールと例文
形容詞や副詞は、英語や他のいくつかの言語では比較することができます。人が2つ以上の名詞について話しているときに、それらを比較することができます(それらの間の違いを言う)。どのように比較するかを説明する言葉を比較語といいます。また、副詞を使って行動を比較することもできます。
例文です(比較対象は太字)。
- ジョンは背が高いが、マークの方が背が高い。
- 1時間は1分よりも長い。
比較級の基本
英語の比較級は、2つ(またはそれ以上)のものを比べて「どちらが~か」を示します。多くの場合、形容詞や副詞の語形変化(語尾に-erを付けるなど)や、助詞のように使う more を使って表します。比較級の後には普通 than を置きます(例:A is taller than B)。
形容詞の比較級の作り方(基本ルール)
- 語尾に -er を付ける(一音節の形容詞)
例:cold → colder(寒い → より寒い)、fast → faster(速い → より速い) - 語尾が -e の場合は -r を付ける
例:large → larger(大きい → より大きい) - 子音–母音–子音(CVC)で終わる一音節語は末尾の子音を重ねて -er
例:big → bigger(大きい → より大きい)、hot → hotter - 語尾が -y の場合は y を i に変えて -er を付ける
例:happy → happier(幸せ → より幸せ)、busy → busier - 二音節以上の形容詞は原則として more + 形容詞 を使う
例:beautiful → more beautiful(美しい → より美しい)、reliable → more reliable - ただし、二音節の中には -er を付けても自然な語がある(特に -y, -er, -ow, -le で終わる語など)。
例:quiet → quieter、simple → simpler、narrow → narrower
副詞の比較級
- 形容詞と同じく短い副詞は -er を付けることが多い
例:fast → faster(速く → より速く)、hard → harder - -ly で終わる副詞は通常 more を使う
例:quickly → more quickly(速く → より速く)、carefully → more carefully - ただし不規則な副詞もある(下記の「不規則な比較級」を参照)
不規則な比較級
- good → better(良い → より良い)および well → better(上手に → より上手に)
- bad → worse(悪い → より悪い)および badly → worse
- much/many → more(多い → より多い)
- little → less(少ない → より少ない)
- far → farther / further(遠い → より遠い)※意味の差は文脈により使い分けられます
使い方のポイントと注意
- 比較級は通常、比較対象を示す than と一緒に使います。例:She is taller than me.(彼女は私より背が高い。)
- 「より多くの(more)」は more + 形容詞/副詞 の構造で、長い語や -ly 副詞に用います。例:more expensive(より高価な)
- 誤り: -er と more を同時に使わない(例:*more happier は不正解)。正しくは happier または more happy(ただし通常は happier)です。
- 二音節語の扱いは語によって異なるため、よく使う語は辞書で確認すると安全です(例:cleverer や more clever のどちらも見られますが、地域や語感で好まれる形が異なることがあります)。
- 比較級は比較の対象(than 以下)を明確にすることで意味がはっきりします。対象が省略されると文脈が必要です:He is taller.(彼は(誰か)より背が高い。)
例文まとめ
- John is taller than Mark.(ジョンはマークより背が高い。)
- This book is more interesting than that one.(この本はあの本より面白い。)
- She runs faster than him.(彼女は彼より速く走る。)
- My car is more expensive than yours.(私の車はあなたの車より高価だ。)
- He speaks English better than before.(彼は以前より英語が上手だ。)
以上が英語の比較級の基本ルールと例です。語ごとの扱い(特に二音節以上の語や不規則変化)は辞書で確認すると確実です。
関連ページ
- として
- のように
質問と回答
Q:比較対象とは何ですか?
A: 比較対象とは、2つ以上の名詞や動作を比較することを説明する言葉です。
Q:形容詞や副詞はどのように比較されるのですか?
A:語尾に「er」をつけたり、語頭に「more」をつけたりすることで、比較級にすることができます。
Q:すべての単語が「er」をつけることで比較級になるのでしょうか?
A:いいえ、beautifulやreliableのように3音節以上の単語は、単語の前に "more "を付ける必要があります。
Q:語尾が "y "の単語を比較級にするにはどうしたらいいですか?
A:"y "を "i "に変え、"er "をつけます。例えば、happyはhappyになります。
Q: "er "と "more "を一緒に使って比較級にするとどうなりますか?
A:"er "と "more "の両方を一緒に使って比較級を作ることは認められません。
Q:比較する形容詞の例を教えてください。
A:はい、例えば "cooler"、"bigger"、"wetter"、"darker "のようなものです。
Q:比較副詞の例を挙げられますか?
A:はい、例えば「ジョンは背が高いが、マークはもっと高い」という文の「taller」、「An hour is longer than a minute」という文の「longer」などがあります。