クーラント
クーラント(イタリア語:corrente)とは、17世紀から18世紀初頭にかけてバロック音楽で流行した踊りのこと。フランス語で「走る」を意味する言葉が語源となっています。
クーラントは、1小節に3拍子の高速で走る踊りである(拍子は3/2が多いが、3/4の場合もある)。17世紀になると、フランスのクーラントはイタリアのコレンテよりも遅くなり始め、対位法(パートを模倣すること)を多用するようになりました。しかし、これは厳密なルールではなく、バッハが書いたクーラントはイタリア風とフランス風の両方があり、バッハはそれらを「クーラント」と呼ぶこともあれば、「コレンテ」と呼ぶこともありました。
バロック時代の作曲家は、いくつかの舞曲をまとめて作曲することが多かった。これを組曲といいます。通常、アレマンドがあり、次にクーラントが第2の舞曲で、サラバンドとジグが続き、他にも1、2曲の舞曲がある場合もあります。
質問と回答
Q:クーラントとは何ですか?
A:クーラントとは、17世紀から18世紀初頭のバロック音楽で流行した舞曲のことです。
Q:「クーランテ」の語源は?
A:「courante」という言葉は、フランス語の「走る」という意味からきています。
Q: クーラントの1小節は何拍子ですか?
A:クーランテは通常1小節に3拍子です。
Q: クーラントの拍子記号は何ですか?
A:クーラントの拍子は3/2が多いが、3/4になることもある。
Q: バロック音楽における組曲とは何ですか?
A: バロック音楽の組曲とは、作曲家が作曲したいくつかの舞曲のことで、通常、アレマンデ、クーラント、サラバンド、ジーグ、時には他の舞曲1、2曲で構成されています。
Q: フランスのクーラントは、イタリアのコレンテとどう違うのですか?
A: 17世紀には、フランスのクーラントはイタリアのコレンテよりも遅くなり、対位法的な表現が多くなりました。
Q: バッハはイタリア式とフランス式の両方でクーラントを書いていたのですか?
A:はい、バッハはイタリア式とフランス式の両方でクーラントを書いており、「クーラント」と呼ぶこともあれば「コレンテ」と呼ぶこともあります。