ディズニー・ハリウッド・スタジオは、アメリカ合衆国フロリダオーランド近郊のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内にあるテーマパークです。1930年代から1940年代にかけてのハリウッドをテーマにしたショービジネスを主題とし、同リゾートで3番目に建設されたパークとして1989年5月1日にディズニーMGMスタジオとしてオープンしました。シリーズ映画やアニメーション、映画製作の舞台裏を体験できるアトラクションが多く、開園当初は「スタジオ見学」的な要素も重視されていました。

歴史と名称の変遷

パークは1989年の開園以来、段階的に拡張とリニューアルを繰り返してきました。2008年1月には正式名称をDisney’s Hollywood Studios(ディズニー・ハリウッド・スタジオ)に変更し、より「没入型のテーマパーク」としての方向性へシフトしました。以降、映画作品やキャラクターをモチーフにした大型のエリア整備が進められ、来場者層は家族連れからアトラクション志向の若年層まで広がっています。

主なエリアと代表的なアトラクション

  • ハリウッド・ブルバード(入口エリア) — 映画の黄金期を再現した雰囲気の通り。
  • サンセット・ブルバードトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー(The Twilight Zone Tower of Terror)やロックンローラー・コースター(Rock 'n' Roller Coaster)がある緊張感あるエリア。
  • アニメーション・コートヤード — キャラクターやアニメ制作に関する展示・体験が行われる場所。
  • トイ・ストーリー・ランド — 『トイ・ストーリー』をテーマにした家族向けのエリア(スリンキー・ドッグ・ダッシュ等)。2018年に開業し、子どもに人気です。
  • スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ(バトゥー) — ミレニアム・ファルコンを操縦する「Smugglers Run」や大型の「Rise of the Resistance」など、没入型アトラクションを備えるエリア(2019年にフロリダ側が開業)。
  • その他の定番アトラクションスター・ツアーズトイ・ストーリー・マニア!、夜間ショー(過去には「ファンタズミック!」など)も人気です。

パークのシンボルと変遷

パークのシンボルとして長く親しまれたのは、ファンタジアに登場する魔法使いの帽子を模した「ソーサラーハット」で、2001年からパークの象徴的存在となりました。しかしこの帽子は2015年に撤去されました。開園当初からそびえていた大きな水道塔「イヤーフルタワー(Earffel Tower)」も長年のランドマークでしたが、こちらは2016年に撤去されています。つまり現在は両方ともパークのアイコンとしては存在していませんが、歴史的な象徴として来場者の記憶に残っています。

入場者数と人気の変化

入場者数は年によって変動します。たとえば2009年は約970万人で、当時は全米で4番目、世界でも7番目に多い遊園地でした。その後、大型の新エリア(トイ・ストーリー・ランドやスター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ)開業に伴い来場者数は増加傾向を示しています。

訪問のポイント

  • 混雑対策:人気アトラクションは待ち時間が長くなるため、早朝入園や有料の優先サービス(ディズニーのファストパスや有料プラン)を活用すると効率よく回れます。
  • ショースケジュール:夜間ショーやパレードの時間は日によって異なるため、当日のタイムガイドや公式アプリで確認してください。
  • 飲食:テーマ性の高いレストランや軽食スタンドが多数あります。人気店舗は行列ができるため、休憩時間をずらすことをおすすめします。

ディズニー・ハリウッド・スタジオは、映画や物語に入り込む体験型のアトラクションと、古き良きハリウッドの雰囲気を併せ持つパークです。新旧の要素が混在するため、初めての来園でも何度目でも楽しめる多彩な見どころがあります。