英国殊功飛行十字章とは|概要・歴史・授与基準
1918年制定の英国の軍事勲章で、敵に対する航空作戦中の武勇、勇気、任務遂行への献身をたたえる。空軍や他軍種、英連邦要員にも授与される。
概要
殊功飛行十字章(DFC)は、敵に対する現役の作戦飛行中に示された顕著な武勇、勇気、または任務への献身に対して授与される、英国の軍事勲章である。1918年に制定され、特に王立空軍と結び付けられてきたが、飛行任務に従事する他軍種の要員も対象となった。この勲章の受章者は、姓名の後に「DFC」を用いることができ、同一人物が複数回受章することもあり、その場合は追加受章を示すバーが付く。
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2 画像意匠と徽章
勲章は十字形の徽章をリボンに吊るした形で、リボンには航空関係の授与章に伝統的に用いられる淡色と濃色の帯が配されている。基本的な形とリボンは制度史の大部分を通じて見分けやすいままだが、細部や製造上の刻印は個々の授与ごとに異なる。複数回授与された場合は、追加受章を示すためにリボンへ留め金またはバーが加えられ、平服ではリボンのロゼットで追加受章を示すこともできる。
基準と手続き
DFCは「敵に対する現役作戦中に飛行しながら示した武勇、勇気または任務への献身の行為、もしくはその複数」に対して授与される。推薦は通常、各軍の指揮系統を通じて起こされ、確認前に審査される。授与理由を記した引用文は、ロンドン・ガゼットなどの公報に掲載されることが一般的である。歴史的には、航空作戦での単独の勇敢な行為か、あるいは多数の出撃にわたる継続的な功績が評価された。
歴史と英連邦での使用
第一次世界大戦中に制定されたDFCは、両大戦を通じて航空要員に対する英国の主要な勲章の一つとなった。当初は任官者と准尉を対象としており、その他の階級にはかつて殊功飛行勲章(DFM)が与えられた。20世紀後半の英国栄典制度改革により多くの階級区分が撤廃され、あらゆる階級の航空要員がDFCを受章し得る条件もそれに応じて調整された。20世紀には多くの英連邦諸国が自国要員にDFCの授与を推薦し、実際に受章したが、その後独自の国家栄典制度を設け、英国の勲章推薦をやめた国もある。
主な特徴と関連勲章
- DFCは敵に対する作戦飛行を特に評価する勲章であり、試験飛行や教官任務などの非作戦飛行には、たとえば空軍十字章など別の勲章が用いられる。
- 追加受章はバーで示され、受章理由の引用文には、単独の行為によるものか累積的な勤務によるものかが通常説明される。
- 他の英連邦諸国やNATO諸国の類似の勲章と共通点はあるが、DFCは英国栄典制度の中で独自の歴史的地位を保っている。
殊功飛行十字章は、航空における勇敢さと高度な専門技能を示す重要な象徴であり続けている。1918年以降の変遷や、英国軍事栄典全体の中での位置づけについては、個々の引用文と授与の行政史を扱う専門書や公的記録を参照するとよい。
英連邦での受章者と運用は、英国外でDFCがどのように用いられたかを比較する上で有用な文脈を提供する。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 英国殊功飛行十字章とは|概要・歴史・授与基準 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/27737
出典
- gov.uk : "Medals: campaigns, descriptions and eligibility"
- books.google.co.uk : Medal Yearbook 2013
- gov.uk : "JSP 761: Honours and Awards in the Armed Forces"
- static.awm.gov.au : "Recommendation: Distinguished Flying Cross"
- dailymail.co.uk : "The brown-eyed, blonde RAF hero who is proud to wear her uniform"