エス(キリル文字С, с)
エス(С, с)は、キリル文字で無声の s 音を表す一般的な文字です。ギリシャ文字シグマに由来し、発音と翻字ではラテン文字 S に対応します。
Es(大文字: С、小文字: с)は、現代のキリル文字圏で広く用いられる文字で、英語の「s」に似た無声の摩擦音を表します。見た目はラテン文字の C に似ていますが、音価としてはラテン文字の S に相当します。多くのスラヴ系言語では、基本的に歯茎摩擦音 /s/ を示し、日常的な語の中に非常に多く現れます。
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1 画像特徴
この文字には、С と с という2つの字形があります。音声的には通常、無声の /s/ を表しますが、言語や音環境によっては前舌母音の前で口蓋化し、/sʲ/ に近い音として扱われることもあります。ローマ字化や翻字では、一般にラテン文字の「s」で表されます。
歴史と起源
キリル文字のエスは、ギリシャ文字のシグマに由来します。初期のキリル文字の創作者たちは、スラヴ語の音を書き表すために、多くのギリシャ文字の形と名称を取り入れました。そのため、形と機能の両面にギリシャ語とのつながりが見られます。ギリシャ語の祖先については ギリシャ文字シグマ を参照してください。ラテン文字での対応字は S です。
用法と例
エスは、ロシア語、ウクライナ語、ブルガリア語、セルビア語(キリル文字表記)、ベラルーシ語など、キリル文字を使う言語で広く使われます。たとえば、ロシア語の前置詞「〜と共に」を意味する語(с)や、/s/ の音を表す名詞・動詞などに見られます。正書法では、通常の綴りの規則や、軟音化や有声化に関わる交替にも関与します。
区別と表記上の注意
- キリル文字の С は、見た目がラテン文字の C と同じですが、それぞれの文字体系では通常、異なる音を表します。
- 計算機処理やフォントでは、Unicode による適切な符号化によって、形が似ていてもキリル文字とラテン文字を区別できます。
- アルファベット内での位置は言語によって異なります。たとえば現代ロシア語では、文字はアルファベットの中ほどに現れます。
起源が明確で音価も単純なため、エスはキリル文字を読む人や学ぶ人にとって、最も安定していて覚えやすい文字の一つであり続けています。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com エス(キリル文字С, с) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/32093