鉄道用語では、フィッシュプレート(スプライスバー、またはジョイントバーとも呼ばれる)は、2本のレールの端部にボルトで取り付けて両者をつなぐ金属製のバーである。レールの頭部と底部をしっかり保持し、レール端を引き寄せて位置をそろえ、ずれを減らす。フィッシュプレートは、レールが連続溶接軌道ではなく、一定の長さごとに区切られて敷設される分割軌道で広く使われる、単純で一般的な部品である。

設計と材質

一般的なフィッシュプレートは鋼製で、レール断面に合わせた形状をしており、内側の面がレールの腹部または底部に当たるようになっている。外縁はしばしばテーパー状で、ボルトで締め付けたときにレールに食い込むように働く。レールの腹部を挟むように、左右一対の対応するプレートを用い、レール端に開けた穴を通すボルトで固定する。種類としては、軌道回路のために電気的分離を保つ絶縁継目板や、より高い強度が必要な場所で使う重いスプライスバーがある。

機能と一般的な用途

  • 位置合わせ: 2つのレール端を、上下左右とも正しい位置に保つ。
  • 強度: 継目部の曲げ荷重を分担し、応力集中を減らす。
  • 電気的連続性: 牽引用電流の戻り経路を確保するのに役立つ(ただし絶縁型を除く)。
  • 保守: 溶接継目よりも、レール交換や調整を容易にする。

鉄道事業者は、ゆるみや破損したフィッシュプレートやボルトが継目故障の一般的な原因となるため、これらを点検する。寒冷地では、レールの伸縮と継目のすき間が継目の挙動を変えることがあり、ボルトの締付トルク、プレートの摩耗、腐食が定期的な保守上の課題となる。

歴史と代替

「fishplate」という語は、マストを補強するために用いる板材を指す航海用語の「fish」に由来し、鉄道工学での名称もこの補強の役割を反映している。フィッシュプレートは、短いレールを組み合わせて敷設した初期の鉄道に不可欠だった。やがて連続溶接軌道が普及し、本線上のボルト留め継目の数は減少して、乗り心地の向上と保守負担の軽減につながった。それでも、側線、操車場の線路、利用頻度の低い路線、そして絶縁継目では、今もフィッシュプレートが重要である。

鉄道模型では、製またはニッケルシルバー製の小さなはめ込み式フィッシュプレートが一般的で、レール端の位置合わせと区間間の電気的連続性の維持を担う。現代の軌道システムでは、軌道回路を分けるために絶縁材を用いたフィッシュプレートが使われることもあれば、機械的な剛性を保ちながら電気的には継目を迂回するボンディングストラップが用いられることもある。

重要な区別としては、絶縁継目板と導電性のスプライスバー、またボルト留めのフィッシュプレートと溶接継目がある。小さな部品ではあるが、フィッシュプレートは軌道の健全性、信号の動作、そして鉄道網を実用的に維持する作業において重要な役割を果たしている。