フラットアイアン・ビルは、元々はフラー・ビルと呼ばれていましたが、ニューヨーク市マンハッタン区の五番街175番地にあります。
それは最初の高層ビルの一つでした。1902年に完成したとき、それは市内で最も高い建物の一つでした。ビルは三角形のアイランドブロックの上に建っています。マンハッタンのほとんどの通りは厳密な格子状の計画になっていますが、ブロードウェイは例外です。通りと大通りを斜めに横断しています。そのため、南北に走る大きな重要な道路であるフィフスアベニューを横切ることになります。その交差点には、三角形の土地にフラットアイアンが鎮座している。東西には23番街の幹線道路と東22番街のマイナー道路の2本の道路がある。
フラットアイアン」という名前は、昔ながらの鋳鉄製の洋服用アイロンのように見えることから名付けられました。このビルは、「世界で最も象徴的な高層ビルの一つであり、ニューヨーク市の真髄ともいえるシンボル」と呼ばれています。このビルは、フラットアイアン地区として知られる周辺地域の名前を付けています。ニューヨーク市の象徴となっています。建物は1966年にニューヨーク市のランドマークに指定されました。1979年には全米歴史的建造物登録簿に追加され、1989年には国指定歴史的建造物に指定されました。
設計と建築技術
フラットアイアン・ビルは、シカゴを拠点とした建築事務所、ダニエル・バーナム(D. H. Burnham & Co.)によって設計されました。鉄骨(スチール)構造を採用することで、狭い三角形の敷地に高層建築を可能にしました。外観は装飾的なテラコッタと古典的な意匠をもち、当時のビル建築における技術革新と美術様式の融合を示しています。建物はおよそ22階建て、高さは約87メートル(285フィート)で、完成当時は近隣でもひときわ目立つ存在でした。
立地と形状の特徴
敷地は、五番街とブロードウェイが斜めに交差する地点に位置し、南側に23番街、北側に22番街が接しています。この斜交によってできた三角形の「アイランドブロック」に建つため、建物は先端が鋭く突き出した独特のプロファイルを持ち、狭い先端から徐々に幅を取る扇形の平面をしています。そのため写真や絵葉書などに取り上げられやすく、街路風景の象徴となりました。
歴史的意義と保全
建設当時は高さと形状のために賛否両論がありましたが、時を経てニューヨークを代表するランドマークの一つとして評価されるようになりました。周辺地域は「フラットアイアン地区」と呼ばれ、商業・オフィス地区として発展しました。1966年のニューヨーク市ランドマーク指定、1979年の全米歴史的建造物登録簿への追加、1989年の国指定歴史的建造物指定など、公的にもその価値が認められています。
文化的影響と現在の利用
完成以来、フラットアイアン・ビルは観光客や写真家、映画関係者にとって人気の被写体であり続けています。多くの絵葉書や映画、広告に登場し、ニューヨークのイメージを象徴する建築物となりました。内部は主にオフィスや商業スペースとして利用されており、時折改修や保存工事が行われながら現役で使われています。
- 別名:フラー・ビル(Fuller Building)
- 完成:1902年
- 設計:ダニエル・バーナム(D. H. Burnham & Co.)
- 構造:鉄骨造(スケルトン構造)
- 階数:約22階
- 指定:ニューヨーク市ランドマーク(1966年)、全米歴史的建造物登録簿(1979年)、国指定歴史的建造物(1989年)
フラットアイアン・ビルは単に古いビルというだけでなく、近代都市の発展、鋼構造による高層化、都市景観のアイコン化といった複数の意味を持つ建築物です。訪れる際は外観をゆっくり観察すると、煉瓦やテラコッタの細部装飾や、角の鋭さがつくる風景の面白さに気づくでしょう。