Fw190(フォッケウルフ)とは|第二次世界大戦の名戦闘機を解説
Fw190(フォッケウルフ)の設計・性能・戦歴を図解で徹底解説。高速・重武装の名戦闘機の秘密と実戦での活躍をわかりやすく紹介。
Fw190は、第二次世界大戦中にフォッケウルフ社が開発・生産したドイツの戦闘機です。1939年に初飛行し、1941年から前線配備が始まりました。外観はややずんぐりしていましたが、最高速度は時速408マイル(約653km/h)に達し、高速と堅牢な火力を両立させた優れた機体でした。愛称はモズ(Würger)やブッチャーバード(Butcher Bird)と呼ばれました。
開発と設計の特徴
開発は設計者のクルト・タンク(Kurt Tank)率いるチームが担当し、空冷複列星型エンジン(主にBMW 801)を用いることで前面投影面積を抑え、被弾に対する耐久性を高める設計になっていました。頑丈な主脚・広い機体幅により、運用上の信頼性と地上での扱いやすさも高く評価されました。
実戦投入と運用史
1941年の配備以降、Fw190は制空戦、護衛、爆撃阻止、地上攻撃など多用途に運用されました。1942年にはドイツ空軍のパイロット、アーミン・フェイバーがある偶然からイギリスの飛行場に着陸(捕獲)し、Fw190を英軍側が回収・試験したことで、この機の性能が西側に知られることになりました(この出来事が対空戦術に影響を与えました)。
主要バリエーション
- Fw 190 A 系:迎撃・制空用の基本型(A-1~A-9など)。
- Fw 190 F 系・G 系:対地攻撃・戦術爆撃用に改修されたバージョン(装甲・増槽・爆弾搭載能力を強化)。
- 夜間戦闘機や艦上攻撃型など、任務に応じた派生型も開発されました。
火力と装備
Fw190は当時の単発戦闘機としては重火力が特徴で、機首上部に機関銃を備え、翼内や主翼付け根に20mm前後の機関砲を複数搭載する構成が一般的でした。対Bf 109に対しても明確な火力優位を持ち、爆弾や増槽を装着しての対地攻撃でも強力な火力を発揮しました。
主要諸元(代表例:Fw 190 A-8、概要)
- 全長:約29フィート(8.84メートル)
- 翼幅:約34フィート5.5インチ(10.49メートル)
- 全高:約13フィート(3.96メートル)
- 空虚重量:約7,055ポンド(約3,200キログラム)
- 運用時重量:約10,800ポンド(約4,900キログラム)
- 最高速度:時速408マイル(約653km/h)
- 実用上昇限度:約37,400フィート(約11,410メートル)
- 航続距離(無給油):約560マイル(約900km)
Bf 109との比較
同時期の代表的単座戦闘機Bf 109と比べると、Fw190は機体自体が重く(約1,500kg程度重いとされる型もある)、直線速度は機種によってはわずかに上回ることがありました(例:Fw190 A-8はBf109 G-6より約16km/h速いという報告があります)。一方で上昇性能(上昇率)はBf 109の方が優れる場合が多く(例:Bf109で約17m/s、Fw190で約15m/sとされる試算例がある)といった特徴がありました。総じて、Fw190は火力と耐久性で優れ、さまざまな任務に柔軟に対応できる設計でした。
生産と評価
Fw190は量産が進められ、多数が前線に投入されました。堅牢性・重武装・幅広い任務適応性により、ドイツ空軍にとって重要な戦力となり、対英米戦線や東部戦線で広く活躍しました。一方で燃費や上昇性能の点で課題もあり、後期には双発・ジェット機の台頭もあって役割が変化していきます。
影響
Fw190は開発当時の単発戦闘機設計の一つの到達点とされ、その頑丈な設計思想や多用途性は以後の戦術・機体改良へ影響を与えました。操縦性や視界、整備性など現場でも評価され、戦況に応じて各種派生型が生み出された点も特徴です。
参考:Fw190はバリエーションを含め多数生産され、戦争期間中のドイツ空軍戦力の重要な一角を占めました。設計・運用双方の面での評価は高く、今日でも当時の名機の一つとして広く知られています。
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質問と回答
Q:Fw190とは何ですか?
A:Fw190は、第二次世界大戦中にフォッケウルフが製造したドイツの戦闘機です。
Q: Fw 190はいつ導入されたのですか?
A: Fw 190は1941年に発表されました。
Q: Fw 190の最高速度はどれくらいですか?
A: Fw 190は時速408マイル(時速653キロメートル)で飛行することができました。
Q: Fw 190は他にどんな名前で知られていましたか?
A: Fw 190はモズやブッチャーバードとも呼ばれていました。
Q: ドイツ空軍のパイロット、アルミン・フェーバーがイギリスの飛行場に着陸したとき、何が起こったのでしょうか?
A: ドイツ空軍のパイロット、アルミン・フェーバーがイギリスの飛行場に偶然着陸したとき、その機体についていろいろと知ることができたそうです。
Q: Fw 190の武装はBf 109と比較してどうでしたか?
A:Fw190はBf109よりはるかに優れた武装を持っていました。エンジンの上に2つの機関銃、翼に4つの大砲を持っていました。Bf 109は1門の大砲と2門の機関銃しか持っていませんでした。
Q: Fw 190はBf 109と比較して、速度と重量はどうだったのでしょうか?
A: FW 109はBf 109より1500kg重かったです。また、速度も速かったのですが(FW 190 A-8はBf 109 G-6より16kph速い)、Bf 109ほど速く上昇しませんでした(Bf 109の17m/sに対して15m/s)。
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