Fopp(EP)—サウンドガーデンの1988年セカンドEP
Foppはアメリカのロック・バンド、サウンドガーデンの2作目のEPで、1988年にSub Popから発売された。1970年代の曲をファンク・ロック風に再解釈し、後にScreaming Lifeと併せた編集盤でも再発売された。
概要
サウンドガーデンの2作目のEPであるFoppは、1988年8月にインディペンデント・レーベルのSub Popから発表された。1980年代後半のシアトル・シーンから登場したこのバンドは、この短い作品で、のちにグランジと結びつけられる、より重厚でグルーヴ感のあるリフ中心のアレンジを試している。デビューEPに続く本作は、生々しく、スタジオ内でライヴ演奏したようなエネルギーを捉えている。
画像ギャラリー
1 画像音楽性とスタイル
タイトル曲は、アメリカのソウル/ファンク・グループによる1970年代のファンク曲を再解釈したものだ。サウンドガーデンはこれを歪んだギター、ゆっくりとした踏み込みの強いリズム、暗めのヴォーカルで作り替え、ロック以外の楽曲を自分たちの重い美学へと変換できることを示している。収録曲の残りは、簡潔で攻撃的なロックに、サイケデリックやパンクの要素をほのかに織り交ぜ、磨き上げられた制作よりも、厚いギターの音とリズムの変化を重視している。
収録曲とフォーマット
このEPには、当時の7インチや12インチのインディー・リリースに典型的な、少数の曲が収められていた。タイトル曲に加えて、同じセッションで録音されたオリジナル曲がいくつか含まれる。収録時間の短さによって、フル・アルバムというよりは凝縮された提示となり、カヴァー曲の再解釈と、発展途上のソングライティングの両方を際立たせている。
リリースの経緯と編集盤
1988年にSub Popから配給されたサウンドガーデンのこの音源は、のちにデビューEPとまとめられ、1990年のコンピレーションScreaming Life/Foppとして再発された。この編集盤は、1990年代初頭にバンドの評価が高まる中で、初期録音を流通させ続ける助けとなった。
意義と遺産
- シアトルのバンドが多様な影響を重ね、グランジと結びつく重いサウンドへとまとめ上げていく初期例となった。
- ロックの定番以外の楽曲を、より暗くギター中心のアレンジへ作り直すことへの関心を示した。
- Screaming Lifeとあわせて、このEPは、ほどなく商業的にも批評的にも広い注目を集めることになるバンドの形成期を記録している。
短く、制作も荒々しいが、Fopp EPはサウンドガーデン初期を示す重要な資料である。バンド後期の、よりスケールの大きい作品へ向かう直前の実験性を捉え、1980年代後半のインディペンデント・ロック・シーンの一場面を保存している。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com Fopp(EP)—サウンドガーデンの1988年セカンドEP Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/35513