ゴールドフィンチ(Carduelis属)の特徴・生態・分布|繁殖と鳴き声
ゴールドフィンチ(Carduelis)の特徴・生態・分布を写真で詳解。繁殖行動や鳴き声、観察・飼育のポイントまでわかりやすく紹介。
ゴールドフィンチ(ゴシキヒワ)はカルドゥエリス(Carduelis)属に含まれるフィンチ類を指す総称のひとつで、歴史的にはキンメダイ科の小鳥として扱われてきました。和名の「ゴシキヒワ」は、顔や羽に明瞭な色彩(赤・黒・白・黄色の羽縁など)を持つ種が多いことに由来します。分類学的には近年の分子系統学の研究により一部のグループが他属に分割されたり、種の扱いが見直されたりしていますが、ここでは便宜上Carduelis属を中心に特徴と生態を述べます。
特徴
ゴールドフィンチ類は小型のスズメ目の鳥で、体長は種や亜種により異なりますが、代表的なヨーロッパのゴールドフィンチ(Carduelis carduelis)では約12〜14cm程度です。多くの種は鮮やかな羽色を持ち、特に翼に黄色い羽縁(ウイングバー)を持つ個体が多いのが特徴です。くちばしは細く先端がやや尖っており、アザミなどの硬い種子を取り出すのに適した形をしています。
生息地・分布
ゴールドフィンチは主に開けた草地や林縁、果樹園、庭園、都市公園などを好み、繁殖地は温帯の低地から山地の縁まで幅広く分布します。分布域としてはヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、中央アジアを含む地域に多く見られ、温暖な西部では定住、寒冷な地域の個体は越冬のため季節移動(部分渡り)を行います。餌資源や気象条件によって局地的に大規模な移動をすることもあります。また、人間活動により世界各地に導入された地域もあります。
食性と採餌行動
ゴールドフィンチは主に植物の種子を好み、特に複雑な殻を持つ種子を得意とします。野外ではアザミやティーゼルなどの種子を巧みに取り出して食べる姿がよく見られます。繁殖期には巣立ち直後の雛に与えるために昆虫を採餌することもあり、タンパク源として重要です。冬季には庭先の餌台にもよく訪れ、ひまわりの種などを食べます。
繁殖
繁殖期には葉の茂った高木や低木、茂みの中の枝に杯状の巣を作ります。巣材は細い根や茎、苔、羽毛などを用いて丁寧に作られます。1回の産卵で通常は4〜6個の卵を産み、卵は主に雌が抱卵して約11〜14日で孵化します。孵化後の育雛期間は種や環境によりますが、おおむね2週間前後で巣立ちすることが多く、年に1〜2回繁殖する個体もあります。
群れ・行動
非繁殖期(特に冬季)には小規模から大規模の群れを作ることが多く、数十羽から時には数百羽に達する群れで採餌や移動を行います。冬期や食物が乏しい時期には集団で越冬地や餌場を移動することが観察されています。
鳴き声・さえずり
ゴールドフィンチの鳴き声は高く澄んだ笛のような音や軽やかなさえずりが特徴で、連続したトリルや装飾的なフレーズを織り交ぜます。ヨーロッパ種などは「心地よい銀色のさえずり」と評されることもあり、その美しい鳴き声から長く飼い鳥や鳴き比べの対象として人に親しまれてきました。
亜種・分類の注意点
Carduelis属の中でも種や亜種ごとに羽色や声が異なり、地域変異が大きいグループです。近年の分子系統解析により、従来のCarduelisに含まれていた種の一部はSpinusやその他の属へ再配置されるなど分類の見直しが進んでいます。従って学名や属名は文献や地域によって差異があることに留意してください。
人間との関係・保全
美しい羽色と鳴き声のため、かつては捕獲され飼育されることも多く、文化的に親しまれてきました。一方で生息地の破壊や農薬の影響、過剰な捕獲が地域個体群に影響を与えることがあります。一般に広範な分布を持つ種は絶滅の危険度は低いとされますが、地域ごとの個体数は変動するため保全状況のモニタリングが重要です。
(注)本記事では便宜上Carduelis属の代表的な特徴を中心に述べました。種や地域により外見、行動、鳴き声、繁殖様式などに差があるため、詳しい同定や生態の詳細は個別種の解説を参照してください。

アザミを食べている様子 - 嘴の中のアザミに注目

イギリスの庭のバードフィーダーに置かれた2つの鳥
質問と回答
Q: 金鳥の属は何ですか?
A: 金鳥はCarduelis属に属します。
Q: 金鳥は何科に属しますか?
A:フクロウ目フクロウ科フクロウ属の小型の鳥です。
Q:金鳥はどこで繁殖しますか?
A:ヨーロッパ、北アフリカ、西・中央アジアの開けた、一部森林のある低地で繁殖しています。
Q: 金木犀は生息域の全域で留鳥なのですか?
A: 金鳥は生息地の温暖な西部に生息していますが、寒い地域からは移動してきます。また、西側でも悪天候を避けて移動することがあります。
Q: 金鳥はどんな餌を好むのですか?
A: 金鳥の好物はアザミウマやティーゼルのような小さな種子ですが、幼鳥に与えるときは昆虫も食べます。また、冬にはバードフィーダーにもやってきます。
Q: 金鳥はどこに巣を作るのですか?
A:葉の茂った高い木の外側の小枝や、竹の中に巣を作ります。
Q:金鳥は何個の卵を産み、どのくらいで孵化しますか?
A:4~6個の卵を産み、11~14日でふ化します。
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