ハイイロカンムリヅル(Balearica regulorum)
東部・南部アフリカの湿地や草原に生息する、冠羽をもつ大型のツル。雑食性で求愛ダンスで知られる一方、生息地の喪失や取引の脅威に直面している。
ハイイロカンムリヅル(Balearica regulorum)は、硬く金色に輝く冠羽と華やかな求愛ディスプレイで知られる、印象的な湿地の鳥である。東アフリカカンムリヅルとも呼ばれ、灰色、白色、黒色、栗色の羽毛をあわせもつツル科の特徴的な一種である。本種は隠遁的な習性よりも、その外見と行動でよく知られ、湿った草原、沼沢地、耕作地など幅広い環境に生息する。
画像ギャラリー
6 画像識別と特徴
成鳥は通常、全高約3.5フィートに達し、体重はおよそ3~4キログラムである。飼育下では20年以上生きることがある。主な識別点は、後光のように広がる硬い金色の冠羽、赤い喉袋を伴う白い頬の斑紋、長い脚、そしてツルとしては比較的コンパクトな体つきである。鳴き声は大きく響きわたり、つがいの結び付きや縄張りの誇示のために、お辞儀、跳躍、翼を広げる動作を組み合わせた精巧なダンスを行う。
生息地・分布・分類
湿地、氾濫原、湿潤な草原を好み、水と餌が得られる場合には農業景観にも適応できる。分布は東部および南部アフリカの一部に及ぶ。一般に認められる2亜種は地域ごとの個体群を分けるもので、頭部と頸部の色彩にわずかな違いがみられる。地上に営巣するツルであり、繁殖時に身を隠すため、水辺近くの背の高い植生に依存する。
食性と行動
ハイイロカンムリヅルは雑食性で、機会に応じて採食する。草や種子、昆虫などの無脊椎動物、小型の両生類や爬虫類、ときには農作物も食べる。採食は短い草地や浅い水辺で行われることが多く、くちばしで地面や水底を探り、餌をついばむ。社会的には、繁殖期以外にはつがい、または小さな群れで見られることがある。
保全と人との関わり
湿地の排水、生息地の転換、生きた鳥としての取引を目的とした捕獲が、個体群への圧力となっている。こうした脅威のため、本種は保全上の懸念がある種とみなされ、分布域の多くで保護されている。また文化的な重要性ももち、たとえば一部のアフリカ諸国では国の象徴とされ、紋章にも描かれている。飼育下での繁殖計画は、保全と一般への教育に役立っている。
- 関連情報:種の概要は種の詳細
- 代表的な生息地の説明と生態に関する資料:湿地と草原の鳥
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ハイイロカンムリヅル(Balearica regulorum) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/40881
出典
- iucnredlist.org : IUCN Red List