インフレータブルボート:種類・素材・用途・安全性
空気を充填したチューブで浮力を得る軽量ボート。レジャー、輸送、救助、業務用途に使われ、軟質船体型と硬質船体型があり、素材や安全機能もさまざまである。
概要
インフレータブルボートは、硬い船体ではなく、主に空気を充填した一つ以上の気室によって浮力を得る小型船舶である。軽量で持ち運びやすく、空気を抜けば保管しやすいように設計されている。簡易的な緊急用いかだから、専用設計のディンギー、母船との連絡用ボート、救助機関や軍が用いる業務艇まで、多様な種類がある。ボート一般についてはボートと小型船舶を参照。
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10 画像設計と素材
現代のインフレータブルボートの多くは、空気を保持し、摩耗に耐えるようコーティングまたはラミネート加工された合成繊維で作られる。一般的な素材にはPVCや、より耐久性の高い合成ゴムがあり、歴史的には天然ゴムも使用された。通常、浮力を担う部分はいくつかの独立した気室に分けられており、一か所が穿孔しても艇全体が沈まないようにしている。利便性と安全性のため、バルブ、グラブハンドル、Dリングが組み込まれる。建造に用いられる素材は布地とゴムの種類、空気の充填方法は空気供給装置とポンプを参照。
種類と主な特徴
インフレータブルボートには、大きく分けて完全に柔軟な船体を持つ型と、硬質船体インフレータブルボート(RIB)の二形態がある。軟質船体型は軽く、空気を抜いた際によりコンパクトになる。一方、RIBはインフレータブルチューブと、通常はグラスファイバーまたはアルミニウム製の堅固な船体を組み合わせ、性能と耐航性を高めている。多くのモデルにはトランサムに取り付ける小型の船外機を装着でき、より高速な航行と操縦のしやすさを実現する。推進については船外機を参照。
用途と例
これらのボートは、釣りや大型船舶との連絡といったレジャー活動のほか、調査、巡視、捜索救難などの業務にも使用される。携帯性に優れるため、キャンプ旅行で人気があり、大型船では緊急用救命艇としても使われる。日常的な用途には、人を岸まで運ぶこと、レクリエーションとしての手漕ぎ、ダイビング支援などが含まれる。
安全、保守、運用
安全な運用には、適正な空気圧、摩耗や漏れの定期点検、積載量および乗員数の制限の遵守が欠かせない。所有者は修理キット、空気注入器具、適切な個人用浮力具を携行すべきである。定期的な水洗い、長時間の紫外線曝露からの保護、乾燥した状態での適切な保管は、耐用年数を延ばす。多くの法域では、インフレータブル艇は登録、搭載設備、運用に関する地域の規則の対象となる。
相違点と実用上の注意
- 携帯性:空気を抜けば、保管や輸送が容易になる。
- 安定性:チューブは高い初期安定性をもたらし、穏やかな水域や乗り降りの際に役立つ。
- 性能上のトレードオフ:軟質船体型は軽量だが、硬質船体型に比べて波の中での走行性能は低い。
- 修理可能性:穿孔は通常、パッチと接着剤により現地で修理できる。
設計や規格はさまざまであるため、購入を検討する際は、必要とする定員、用途、素材仕様を、自身の要件および地域の安全規則に適合させる必要がある。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com インフレータブルボート:種類・素材・用途・安全性 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/47288