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イーワーン: ペルシア・イスラム建築の片側が開いたヴォールト空間

イーワーンは、三方を閉じ、1面を開いたヴォールト空間。後期古代ペルシアに起源をもち、イスラム建築でモスクや宮殿、住宅に広く用いられた。

概要

イーワーンは、三方を壁で囲み、四方のうち一面だけが開いたヴォールト天井の広間、または室内空間である。この語はペルシア語に由来し、深い奥行きをもつ独特の建築要素を指す。高く、しばしば樽形または尖頭形のヴォールトを備え、開いた正面はふつう中庭や都市空間に向く。機能面でも視覚面でも、イーワーンは屋内と屋外のあいだにある移行空間として働く。

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意匠と構造

イーワーンの主な特徴は、三方を囲う構成、大きく開いた正面、そして荷重を支えるヴォールト屋根にある。初期の例では樽形ヴォールトが用いられ、後代になると尖頭アーチや複雑なヴォールト技法が見られる。表面には、タイル装飾、スタッコ、彫刻石、ムカルナス(鍾乳石状の装飾)などが施されることが多く、その規模を強調し、開口部を縁取った。

歴史と発展

イーワーンという形式は、後期古代およびササン朝時代のペルシアと強く結びついており、7世紀のアラブ征服後にイスラムの建築伝統へ取り入れられた。そこからペルシア、中央アジア、アナトリア、そしてイスラム世界の一部へ広がり、発展した。中世イランの記念建築では、中央の खुलいた中庭の周囲に複数のイーワーンを配する構成が、特徴的な平面形式となった。

機能と代表例

イーワーンは多様な役割を担う。暑い気候では、日陰があり風通しのよい集会空間となり、支配者の儀礼的な मंचともなった。また、モスク、マドラサ、宮殿、キャラバンサライの壮大な入口を形づくる。著名な例としては、クテシフォンのタク・カスラにあるササン朝の大イーワーンや、多くのモスク複合体で発達した四イーワーン平面、たとえばイランの金曜モスクが挙げられる。多くの歴史家は、イーワーンが持つ適応性を、何世紀にもわたり地域を超えて存続した理由の一つとみなしている。

変種と注目点

  • 単一イーワーン: 単独のヴォールト開口部で、通路や強調の役割を担う。
  • 四イーワーン平面: 中庭の四辺に四つの大きなイーワーンを配置する形式で、ペルシアのモスクやマドラサ設計の代表的特徴である。
  • 装飾処理: タイルモザイク、モザイクの銘文、ムカルナスが、正面からヴォールトへの移行部を際立たせることが多い。

さらに詳しくは、用語の原語における語源と定義、三方を囲む構造が実際にどのように機能するかを扱う構造分析、中庭との典型的な関係を示す敷地計画、そして後代のモスクやマドラサ設計におけるイーワーンの役割を扱うイスラム建築の議論が参考になる。これらの資料は、この形式の長い歴史と継続する影響への入口となる。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com イーワーン: ペルシア・イスラム建築の片側が開いたヴォールト空間

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/48736

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