ジェマア・イスラミア(JI)|東南アジアの武装イスラーム主義ネットワーク
ジェマア・イスラミア(JI)は、東南アジアでイスラーム国家の樹立を目指す武装イスラーム主義ネットワークである。アルカーイダとの関係が指摘され、国連および複数の政府からテロ組織に指定されている。
概要
ジェマア・イスラミア(Jemaah Islamiyah、通称JI)は、東南アジアの一部で活動する武装イスラーム主義ネットワークである。アラビア語名は、アル=ジャマーアト・アル=イスラーミーヤとされることがある。同組織は、東南アジアにおけるイスラーム国家、またはカリフ制国家の樹立を掲げ、その構想をダウラ・イスラーミーヤなどの語で表現してきた。掲げる地理的な目標には、インドネシア、マレーシア、フィリピン南部、シンガポール、ブルネイなどの地域が含まれる。
性格と思想
JIは一般に、サラフィー・ジハード主義の思想から影響を受けた武装組織と説明される。地域の不満や勧誘を国境を越えるネットワークと結び付け、構成員の一部は域外の集団と訓練を受け、または協力した。分析者は、同組織が攻撃を計画・実行するため、秘密裏の細胞組織、地域の支援網、訓練の仕組みを発展させたことを指摘している。
歴史と主な事件
20世紀後半に形成されたJIは、1990年代から2000年代初頭にかけて地域的な主体へと成長した。インドネシアなどで民間人や観光地を標的とした注目度の高い爆破事件について、広く責任を負うとみなされており、最も悪名高い事件は2002年のバリ島爆弾テロである。同組織と関係する主要人物や実行要員は治安機関と研究者により特定され、JIの活動を受けて地域全体で法執行措置が強化された。
指定と国際的対応
暴力的な攻撃への関与と国境を越えるつながりを理由に、JIは複数の国家および国際機関からテロ組織に指定されている。国際連合は2002年、同組織をアルカーイダおよびタリバンに関連する団体の1267委員会リストに掲載した。法執行機関・情報機関の地域協力に加え、訴追や脱過激化プログラムによって、JIのネットワークの多くは大きく弱体化した。
主な特徴と区別
- 単一国家に目標を限定せず、地域的なイスラーム政治体制の樹立を重視した。
- 地域の武装活動家と他の過激主義運動との接触を組み合わせた活動は、国際的な注目とテロ対策措置につながった。
- 主要な攻撃後、継続的な逮捕と法的措置により公然たるネットワーク活動は弱まったが、後継集団や単独犯による事件への懸念は残っている。
詳細な情報や公式の指定については、過激派組織とその変化するネットワークを追跡する各国の安全保障当局の声明および多国間のリストを参照されたい。東南アジアのテロリズムや国境を越えるジハード主義運動に関する専門研究も、歴史的背景と追加的な文脈を提供している。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ジェマア・イスラミア(JI)|東南アジアの武装イスラーム主義ネットワーク Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/49884
出典
- terrorism.about.com : "Jemaah Islamiyah (JI)"
- ntu.edu.sg : "From Counter-Society to Counter-State: Jemaah Islamiah According to Pupji, p. 11"
- jamestown.org : "Conspiracy of Silence: Who is Behind the Escalating Insurgency in Southern Thailand?"
- un.org : "UN Press Release SC/7548"