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ジクジ:現存する最古の金属活字印刷本

ジクジ(『直指心体要節』)は、1377年に金属活字で印刷された14世紀の朝鮮禅仏教アンソロジーです。第2巻のみが現存し、フランス国立図書館に所蔵されています。

ジクジは、伝統的に『直指心体要節(ジクジ・シムチェ・ヨジョル)』として知られる朝鮮の仏教アンソロジーの略称である。しばしば「大師たちの禅の教えの集成」と訳される。先行する禅(ソン)の教えをもとに編まれたこの書物は、1377年に印刷された一部が金属活字を用いて制作されたことで名高い。この現存本は、金属製の可動活字で印刷されたことが知られる最古の現存書籍である。

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内容と編者

本文は、著名な禅僧の抜粋、教示、記録を集め、僧侶や学習者が用いるよう配列したものである。朝鮮半島の寺院と関わりをもつ、尊敬された指導者である僧侶・白雲が編纂した。白雲は、単一の著者による論考とするのではなく、教義上の要点と実践的な指針を伝えるための文章を選んだ。

印刷・場所・年代

印刷版は高麗時代の1377年に制作された。地域の金属加工と印刷技術が実践されていた興徳寺で印刷されたと考えられている。1377年の刊記がもつ意義は、技術的であると同時に文化的でもある。すなわち、印刷のために個々の金属活字を鋳造して組み立てる方法が、同様の手法がヨーロッパで広く普及する以前に、朝鮮で用いられていたことを示している。

現存・所蔵・評価

ジクジは本来2巻から成っていたが、1377年版では第2巻だけが現存する。この現存巻は現在、フランス国立図書館が所蔵し、保存・研究されている。歴史的重要性が認められ、2001年にはユネスコ「世界の記憶」に登録された。

歴史的背景と比較

可動活字印刷は、この時期の前後に東アジアの各地でさまざまな形で現れ、先行する数世紀には木製や陶製の活字も用いられた。ジクジの例が注目されるのは、金属活字を使用した点にある。ヨーロッパの印刷史では、ヨハネス・グーテンベルクが15世紀半ばに印刷した聖書、しばしば四十二行聖書と呼ばれる書物が画期的なものとして取り上げられる。ジクジはこの著名なヨーロッパの印刷物より数十年早い。この比較は、印刷技術が単一の起源から生じたという見方ではなく、地域ごとに独立して発展したことを際立たせる。

ジクジの重要性

  • 朝鮮仏教の思想と僧院での実践を研究するうえで貴重な資料である。
  • 金属可動活字の初期の実例として、印刷技術史の理解に資する。
  • その保存と国際的な評価は、文化交流、保存、書物の世界史に関する研究を促してきた。

主な事項と関連情報

「ジクジ」という短い名称は、研究者の間でも一般的な議論でも広く用いられている。言語、時代、宗教的伝統については、朝鮮語の歴史、高麗時代、そして仏教における(ソン)の系譜に関する資料を参照できる。博物館や国立図書館には関連文書や複製本が保管されており、研究のためにデジタル複製や解説を提供する機関もある。西洋における印刷技術の発展に焦点を当てる場合は、グーテンベルクと初期の印刷聖書の伝統を扱う資料が参考となる。

関連項目

著者

AlegsaOnline.com ジクジ:現存する最古の金属活字印刷本

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/50180

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