レット・イット・ブリード(ザ・ローリング・ストーンズの1969年アルバム)
『レット・イット・ブリード』は、ブルース、カントリー、ロックを融合した1969年のローリング・ストーンズのアルバム。「ギミー・シェルター」「無情の世界」を収録し、バンドの大きな移行期に録音された。
『レット・イット・ブリード』は、ザ・ローリング・ストーンズが1969年末に発表したスタジオ・アルバムである。ブルース、カントリー、ゴスペル、ハードロックを融合した作風を特徴とし、バンドを代表する録音のいくつかを収録する。1960年代後半における彼らの最も完成度の高い作品の一つとして広く評価されている。
画像ギャラリー
1 画像録音と参加メンバー
レコーディング・セッションは、バンドにとって激動の時期に行われた。メンバー構成の変更と創設メンバーの死に直面するなかでも録音は続けられた。プロデューサーのジミー・ミラーがセッションを監修し、アルバムには中心メンバーに加え複数のゲスト演奏者が参加している。ある曲では力強い女性バック・ボーカルが、別の曲では合唱隊が起用された。また、デルタ・ブルースの古典を直接カバーした曲も収められている。
音楽性、テーマ、代表曲
音楽的には、簡素なアコースティック編曲から重厚なロック曲まで幅広い。歌詞と音色の選択は、当時の楽観的なサイケデリアよりも、1960年代後半の社会的不安と暗い空気を反映している。とりわけ大きな影響力を持つようになった2曲は以下の通りである。
- 「ギミー・シェルター」 — 緊張感と切迫感に満ちたロック曲。劇的なゲスト・ボーカルと終末的な雰囲気で知られる。
- 「無情の世界」 — 合唱の声で始まり、合唱、アコースティックなパート、ロックの高揚を行き来する壮大な作品。
収録曲の特色と多様性
本作はオリジナル曲に加え、トラディショナルやブルースの素材を織り交ぜている。ほかの楽曲も、カントリー調の編曲から長尺のブルース・ジャムまで多彩である。アメリカ音楽の伝統に根差したバンドの姿を示すと同時に、1970年代の作品群で支配的となる、より硬質なロック・サウンドを予感させた。
評価と遺産
批評家とファンは一般に、本作をローリング・ストーンズにとって重要な達成の一つと見なしている。収録曲の多くはバンドのライブ演奏における定番となり、数多くのベスト・アルバム選にも選ばれてきた。生々しいブルースの感覚、スタジオにおける意欲、時代に即したテーマの組み合わせは、その時代を代表するロック・バンドとしてのストーンズの評価を確かなものにする一助となった。
注目すべき事実
- メンバー移行期に録音され、バンドのサウンドにおける継続性と変化の両方を捉えている。
- オリジナル作品と、デルタ・ブルース楽曲の注目すべきカバーを組み合わせ、アメリカン・ブルースに対するバンドの長年の負債を示している。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com レット・イット・ブリード(ザ・ローリング・ストーンズの1969年アルバム) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/57477