メガクリテ:木星の小さな逆行不規則衛星
メガクリテは2000年に発見された木星の小型逆行不規則衛星。パシファエ群に属し、約2,470万kmの距離を約792日で公転する、直径約5.4kmの天体である。
概要
メガクリテ(木星XIX、仮符号S/2000 J 8)は、木星がもつ多数の不規則衛星の一つである。直径は約5.4キロメートルと小さく、木星から遠く離れた、傾斜の大きい逆行軌道を周回している。他の不規則衛星と同様に、規則衛星とともにその場で形成された天体ではなく、捕獲された天体、または衝突によって生じた破片であると考えられている。
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3 画像発見と名称
メガクリテは、スコット・S・シェパードが率いる天文学者チームによって2000年に発見された。発見は、発見チームに所属する観測者がハワイ大学で行ったもので、スコット・S・シェパードが主任研究者として認められている(シェパード)。確認後、この衛星には仮符号S/2000 J 8が与えられ、のちに恒久名メガクリテとなった。
軌道と群への所属
メガクリテは木星から平均約24,687,000キロメートルの距離を周回し、一周には約792.437日を要する。軌道面は大きく傾いており、黄道に対して約150°(木星の赤道面に対しては約148°)である。このため、木星の自転とは反対方向の逆行運動を行う。軌道は著しく楕円形であり、離心率は約0.308である。
メガクリテはパシファエ群に分類される。この群は、似通った軌道距離と軌道傾斜角を共有する不規則な逆行衛星の集まりである。群の衛星は通常、木星からおよそ22,800,000~24,100,000キロメートルの距離を周回し、軌道傾斜角は約144.5°~158.3°の範囲にある。
物理的性質
メガクリテは球形ではなく、不規則な形状をしている。これは小型の外側衛星に共通する特徴である(非球形)。小さなサイズは、自身を丸い形へ引き寄せるほどの重力が不足していることを示している。地上観測からは表面の組成や色についてほとんど分かっていないが、パシファエ群の衛星の多くは、始原的で炭素に富む物質と整合する、暗く赤みを帯びた表面を示す。
名称と神話上の背景
この衛星には2002年10月にメガクリテという名称が与えられた。ギリシア神話でメガクリテはゼウス(ユピテルに対応する神)の配偶者とされ、一部の伝承ではテーベやロクロスなどの母とされる。多くの惑星名と同様、この命名は木星の衛星にユピテル/ゼウスに関係する神話上の人物名を用いる慣例を反映している。
意義と位置づけ
メガクリテと同様の衛星は、木星系における小天体の集団と、それを形成した過程を天文学者が研究するうえで役立つ。その多様な軌道と物理的性質は、過去の捕獲事象、衝突による破砕、外側衛星系の力学的進化についての手掛かりを与える。個々は小さく暗いものの、これらの不規則衛星は全体として巨大惑星の周辺における複雑な相互作用の歴史を記録している。
基礎データ
- 仮符号:S/2000 J 8
- 直径:約5.4 km
- 長半径(平均距離):約24,687,000 km
- 公転周期:約792.437日
- 軌道傾斜角:黄道に対して約150°
- 離心率:約0.308
- 群:パシファエ(逆行不規則衛星)
- 発見チーム:チーム。ハワイ大学所属で、スコット・S・シェパードが率いた。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com メガクリテ:木星の小さな逆行不規則衛星 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/63499
出典
- cfa-www.harvard.edu : IAUC 7555: Satellites of Jupiter
- cfa-www.harvard.edu : MPEC 2001-A29: S/2000 J 7, S/2000 J 8, S/2000 J 9, S/2000 J 10, S/2000 J 11
- cfa-www.harvard.edu : MPEC 2001-T59: S/2000 J 8, S/2000 J 9, S/2000 J 10
- cfa-www.harvard.edu : IAUC 7998: Satellites of Jupiter
- cfa-www.harvard.edu : IAUC 8023: Satellites of Jupiter