花火銀河(NGC 6946 / Arp 29)とは — ケフェウス・はくちょう座の渦巻銀河(2250万光年)

花火銀河(NGC 6946 / Arp 29)—ケフェウス・はくちょう座の渦巻銀河。2250万光年、ウィリアム・ハーシェル発見、活発な星形成と多発する超新星で注目。

著者: Leandro Alegsa

花火銀河(Arp 29、コールドウェル12とも呼ばれる)であるNGC6946は、ケフェウス座とはくちょう座の境界付近に位置する渦巻き型銀河です。地球から約2250万光年の距離にあり、1798年9月9日にウィリアム・ハーシェルによって発見されました。銀河系の塵や星間物質の影響で視界がやや妨げられ、銀河系平面にも非常に近い位置にあります。大きさは天の川銀河の約3分の1程度(直径は数万光年)と見積もられています。

特徴

  • 分類:一般に中間棒渦巻銀河(SAB型)に分類され、腕の構造がよく発達しています。
  • 活発な星形成:豊富なガスと塵を抱え、H II領域が多数存在するため星形成率が高く、若い恒星や星団が多く見られます。
  • 「花火銀河」の名の由来:過去の観測で多数の超新星が発生しており、そのため「花火銀河(Fireworks Galaxy)」と呼ばれます。
  • 周辺環境:外観にはやや不規則な部分や濃淡の強い星形成領域があり、アープ(Arp)カタログに特殊な例として収録されています。

超新星(観測史)

この銀河では歴史的に多くの超新星が観測されています。代表的なものにSN 2004etやSN 2017eawなどがあり、比較的短期間に何度も超新星が発生したことから注目を集めました。こうした頻繁な超新星の出現は、銀河内での大質量星の形成と進化が活発であることを示しています。

観測のポイント

  • 北天に位置するため、北半球の夏から秋にかけて観測しやすい天体です。
  • 銀河系面に近いため、視野に銀河系の星や星間塵が重なりやすく、眼視では構造が分かりにくい場合がありますが、暗い空と小〜中口径望遠鏡、あるいは長時間露光の天体写真で渦巻腕やH II領域がよく映えます。
  • アマチュア天文家にも人気の対象で、超新星の監視や系外星形成領域の撮像など多彩な観測が行われています。

補足

NGC6946は近傍の比較的大きな銀河ですが、銀河団には属さない比較的孤立した存在と考えられています。高解像度の望遠鏡や多波長観測(光学・赤外・電波・X線など)により、星形成過程や塵・ガスの分布、超新星残骸の研究が進められています。

注:この記事は観測史や一般的特性を簡潔にまとめたもので、詳細な数値や最新の研究結果は専門文献や観測データを参照してください。

NGC 6946の超新星

花火銀河は、超新星の発生が多いため、この名前がついた。この銀河では、超新星の発生頻度が非常に高い。前世紀には、SN1917a、SN1939c、SN1948b、SNSN1968d、SN1969p、SN1980k、SN2002hh、SN2004et、SN2008sの合計9つの超新星がこの銀河系から観測された。

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