キタミドリガエル(Rana/Lithobates clamitans melanota)
背側線のひだとバンジョーのような鳴き声を特徴とする北米の一般的なカエル亜種。米国北東部とカナダ東部の一部の湿地環境に生息する。
概要
キタミドリガエルは、一般にRana clamitans melanotaまたはLithobates clamitans melanotaとされるミドリガエル複合群の亜種である。北米東部の一部を原産とする、中型からやや大型で、主に水中で生活するカエルである。分類学上の名称と位置づけは時代により変化しており、フィールドガイドや科学文献では両方の学名が用いられている。入門的な解説は亜種の項目をこちら、ミドリガエル全般の概要はこちらを参照。
画像ギャラリー
4 画像識別
体色は通常、緑がかった色から褐色で、斑模様が見られることがある。顕著な特徴は、各眼の後方から背中に沿って伸びる、背側線のひだと呼ばれる一対の隆起した皮膚のひだであり、野外での重要な識別点となる。雄の鳴き声は、弾いたバンジョーの弦、あるいは弦をはじくような音にたとえられることが多い。音声資料と録音はこちらで利用できる。
- 大きさ:より小型のカエルと比べ、一般に中型からやや大型とされる。
- 皮膚と色彩:緑色から褐色の色調で、斑点の出方には変異がある。
- 背側線のひだ:明瞭で、眼から背方へ伸びる。
- 鳴き声:繁殖期に雄が発する、鋭いバンジョー風の音。
分布と生息地
この亜種は米国北東部に広く分布し、カナダ東部の一部にも及ぶ。地域別の分布情報については、米国北東部およびカナダ東部の資料を参照。キタミドリガエルは恒久的または半恒久的な水域と密接に結び付いており、沼沢、湿地、浅い池、泥底の小川の沿岸でよく見られる。植生と流れの緩やかな水は、隠れ場所と採食の機会を与える。
行動、食性と生活環
本亜種は主に水生で、水辺で最も活発に活動する。成体は日和見的な捕食者で、昆虫、クモ、小型甲殻類などの無脊椎動物を食べる。大型の個体は小型脊椎動物を捕食することもある。繁殖は通常、暖かい季節に行われ、雄は雌を引き寄せるため水中から鳴く。卵は水没した植生に付着した卵塊として産み付けられ、水生のオタマジャクシへと発生した後、変態して陸上性の幼体となる。
類似種と主な相違点
ウシガエルは同じ地域でしばしば見られる、より大型の近縁種である。重要な違いとして、ウシガエルにはキタミドリガエルに見られる背側線のひだがない。比較に関する注記はこちらを参照。湿地の両生類群集については、生息地に焦点を当てた資料をこちら、地域別ガイドをこちらで参照できる。
録音、画像、分布図を含む追加の文献および野外資料は、地域のデータベースとフィールドガイドのポータルで入手できる。音と自然史に関する一般資料はこちら、生息地の説明は沼沢、湿地、小川の項目から利用できる。
保全状況や地域での観察記録については、米国北東部およびカナダ東部における本亜種の最新の分布・個体群情報を管理している地域の野生生物行政機関や爬虫両生類学会に問い合わせるとよい。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com キタミドリガエル(Rana/Lithobates clamitans melanota) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/71023
出典
- torontozoo.com : Green Frog
- carcnet.ca : Lithobates clamitans melanota