概要
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストは、1968年の西部劇映画で、ジャンルの再定義に寄与した作品である。イタリア語題はC'era una volta il Westで、しばしばスパゲッティ・ウエスタンに分類される。監督セルジオ・レオーネの最も野心的な作品の一つと広く見なされている。長い無言の場面と突然の暴力、叙情的な音楽を組み合わせ、通常の西部劇よりも叙事詩に近い映画的な空気を生み出している。
キャストと登場人物
アンサンブル・キャストには当時の国際的スターが並ぶ。クラウディア・カルディナーレが未亡人ジル・マクベインを演じ、ヘンリー・フォンダは悪役フランクとして印象的な役柄を担う。チャールズ・ブロンソンは正体の知れないハーモニカを吹くガンマン、ジェイソン・ロバーズは現実的な無法者シェイアンを演じる。とりわけフォンダは、それまでの英雄的なスクリーン像とは逆の配役となっている。
製作と音楽
本作はレオーネが企画・監督し、素早い筋の進行よりも、雰囲気、画面構成、じわじわ高まる緊張感を重視して場面を組み立てた。エンニオ・モリコーネが作曲した音楽は本作を特徴づける要素の一つで、ライトモティーフと独特の音響を組み合わせ、物語と登場人物を際立たせている。
物語と主題
物語は鉄道がアメリカ西部に到来する時代を背景に、復讐、文明と無法の衝突、そして主要人物たちの過去を織り合わせて進む。鉄道は進歩と混乱の象徴として機能し、土地、財産、権力をめぐる多くの対立を引き起こす。レオーネの演出は、視覚的な語りと道徳的な曖昧さを強調している。
遺産と影響
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストは、そのオペラ的なスケール、編集のリズム、雰囲気を支える音楽によって、後の映画作家たちに影響を与えた。画期的な西部劇や、より広い意味でのスパゲッティ・ウエスタンを論じる場面で頻繁に言及される。公開後の再評価によって、20世紀映画における様式上の節目としての評価はさらに強まった。
要点
- 原題(イタリア語): C'era una volta il West
- ジャンルと作風: スパゲッティ・ウエスタン
- 作品種別: 映画
- 監督: レオーネ(セルジオ・レオーネ)
- 音楽: エンニオ・モリコーネ
- 主要キャスト: クラウディア・カルディナーレ、ヘンリー・フォンダ、チャールズ・ブロンソン、ジェイソン・ロバーズ