Pearl Jam(パール・ジャム)は、ワシントン州シアトル出身のアメリカのオルタナティブ・ロックバンドです。1990年に結成され、1990年代初頭のムーブメントを代表するバンドの一つとして知られます。彼らはニルヴァーナ、サウンドガーデン、ストーン・テンプル・パイロッツ、アリス・イン・チェインズなどのバンドとともに、1990年代初頭のグランジ(または「シアトル・サウンド」)ムーブメントの重要な一員でした。
バンドのリード・シンガーは、エディ・ヴェダーです。結成から現在に至るまで、ドラマーは複数回交代しており、過去に在籍したドラマーは合計で5人(のちに常任となった者を含む)にのぼります。マット・キャメロンは1998年からパール・ジャムのドラマーとして活動しており、以後の長期にわたりバンドのリズムを支えています。
結成と初期の経緯
パール・ジャムは、もともとベースのジェフ・アメントとギターのストーン・ゴッサードが中心となって始まりました。彼らは前身バンドであるMother Love Boneの解散後、新しいプロジェクトを模索していました。リードギターにマイク・マクレディが加わり、1990年にスタジオでのデモ作成や曲作りを行っていたところ、後にサンディエゴ在住のシンガー、エディ・ヴェダーにデモが渡り、ヴェダーがボーカルとして加入しました。デビューアルバム『Ten』(1991年)が世界的な成功を収め、バンドは一躍注目を浴びました。
メンバー(主な現メンバーと役割)
- エディ・ヴェダー — ボーカル、ギター(1990年〜)
- ストーン・ゴッサード — リズムギター(1990年〜)
- マイク・マクレディ — リードギター(1990年〜)
- ジェフ・アメント — ベース(1990年〜)
- マット・キャメロン — ドラム(1998年〜現在)
歴代ドラマー
- デイヴ・クルーセン(Dave Krusen):1990–1991(デビュー・レコーディング時のドラマー)
- マット・チェンバレン(Matt Chamberlain):1991(短期間)
- デイヴ・アブラッツェーゼ(Dave Abbruzzese):1991–1994
- ジャック・アイアンズ(Jack Irons):1994–1998
- マット・キャメロン(Matt Cameron):1998–(現所属)
主なディスコグラフィー
代表的なスタジオ・アルバム(抜粋):
- Ten(1991)— ブレイク作。 "Alive"、"Even Flow"、"Jeremy" 等がヒット。
- Vs.(1993)
- Vitalogy(1994)
- No Code(1996)
- Yield(1998)
- Binaural(2000)
- Riot Act(2002)
- Pearl Jam(2006)
- Backspacer(2009)
- Lightning Bolt(2013)
- Gigaton(2020)
特徴と活動
パール・ジャムは、エモーショナルな歌詞と力強いギターサウンドを特徴とし、ライブでの即興演奏や長尺のセットを行うことで知られています。1990年代半ばにはコンサートのチケット販売方式を巡り
公式にブートレグ(ライブ音源)の多くをリリースする方針を採り、ファンとの距離を大切にする姿勢や、独自のファンクラブ「Ten Club」を通じた活動も長年続いています。
名前の由来と評価
バンド名「Pearl Jam」の由来には諸説あり、創作的なエピソードやメンバーの家族にまつわる話など複数の説明が伝えられています(明確な単一の由来は不確定とされることが多い)。音楽的にはグランジ/オルタナティブ・ロックを代表する存在として高く評価され、1990年代以降のロックに大きな影響を与えました。結成から数十年を経てもなお精力的に制作とツアーを続けており、長寿バンドとしての地位を確立しています。
まとめ
パール・ジャムは、シアトル発のオルタナティブ・ロックを代表するバンドであり、デビュー作『Ten』をはじめとする一連の作品や、ライブでのパフォーマンス、社会的活動を通して世界的な支持を獲得しました。メンバー交代や音楽性の変化を経ながらも、その独自性と誠実な姿勢で多くのファンを持ち続けています。