ロメオとジュリエット(バレエ)――プロコフィエフによる劇的な舞踊化
プロコフィエフ作曲、シェイクスピア悲劇を原作とするバレエ『ロメオとジュリエット』を解説。1938年のブルノ初演、主な振付版、バレエ・レパートリーにおける永続的な意義を紹介する。
概要
『ロメオとジュリエット』(バレエ)は、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇を基にした全幕の物語バレエである。楽譜は1930年代半ばにセルゲイ・プロコフィエフが作曲し、その劇的題材はシェイクスピアの戯曲に由来する。本作は1938年にブルノで初めて舞台上演され、まもなく20世紀に最も頻繁に上演される物語バレエの一つとなった。
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6 画像音楽と構成
プロコフィエフの音楽は、抒情的なアリアと力強い管弦楽的楽句を組み合わせ、舞台上の行動と親密な場面の双方を支える。楽譜には、力強い行進曲や優美な愛の主題など、劇を通じて反復される印象的な動機がある。さらに、その管弦楽法は群衆場面、確執、そして有名なバルコニーのパ・ド・ドゥに鮮明な対照を与える。全曲のバレエ音楽からは、演奏会用に数多くの管弦楽組曲と編曲が作られている。
振付と主な上演
このバレエは多様な解釈で上演されてきた。バレエ団や振付家は、それぞれの芸術的な優先事項に応じて台本、場面の順序、舞踊語法を改作している。本作は新しい世代のダンサーと観客のために、しばしば再振付されてきた。主な版には次のものがある。
- フレデリック・アシュトン卿、1955年
- ジョン・クランコ、1962年
- ケネス・マクミラン、1965年
- ルドルフ・ヌレエフ、1977年
上演慣行と異同
上演ごとに、長さ、採用する場面、劇的な重点は異なる。プロコフィエフの当初の場面順を忠実に踏襲するものもあれば、現代の観客に向けて展開を引き締めるため、楽曲の順序を変えたり一部を省いたりするものもある。振付家は舞台装置、衣装、時代の細部を更新することもあり、作品を忠実な時代物にも、より抽象的で心理的な考察にもしている。
遺産と意義
『ロメオとジュリエット』は、力強い物語、豊かな管弦楽書法、表現力に富むソロと群舞の機会を兼ね備えるため、多くのバレエ団の中核的レパートリーに加わっている。その楽譜の音楽はバレエ以外でも頻繁に演奏され、とりわけ演奏会では「騎士たちの踊り」として知られることの多い舞曲が有名である。主要な上演は、ロマン主義的悲劇を20世紀の音楽語法とクラシック・バレエによっていかに表現できるかを示す基準点であり続けている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ロメオとジュリエット(バレエ)――プロコフィエフによる劇的な舞踊化 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/83928