ロス154

ロス154(別名:V1216 Sgr)は、いて座の南の星。見かけの等級は10.44で、肉眼で見るにはあまりにも暗い。この星までの距離は視差測定から推定でき、地球から9.69光年(2.97パーセク)の距離にある。南のいて座の中で最も近い星で、太陽に最も近い星の一つである。

この星は、1925年にアメリカの天文学者フランク・エルモア・ロスによって初めてカタログ化されました。ロス154は紫外線セチ型のフレア星で、大規模なフレアの間隔は平均約2日であることがわかりました。このようなフレア活動は、1951年にオーストラリアで観測され、0.4等星になったのが最初です。通常、この星はフレア中に3〜4等星増加します。

ロス154はX線源で、これまでにいくつかのX線観測所で検出されています。静止期のX線輝度は約1027エルグスs-1である。この星からのX線フレアはチャンドラ観測所で観測されており、特に大きなフレアは2.3×1033エルグを放出しています。

中心部の水素の核融合によってエネルギーを生み出している赤色矮星。質量は太陽の17%、半径は24%と推定されているが、太陽の0.38%の明るさしか放射していない。ヘリウムより重い元素は太陽の約半分。

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質問と回答

Q:本文中で取り上げられている星の名前を教えてください。
A:本文中で取り上げられている星は、「ロス154」です。

Q: ロス154はどのくらい明るいのでしょうか?


A: ロス154は見かけ上10.44等で、肉眼で見るにはかなり暗いです。

Q: ロス154は地球からどのくらい離れているのですか?


A: ロス154は、地球から9.69光年(2.97パーセク)の距離にあると推定されます。

Q: ロス154が最初にカタログに掲載されたのはいつですか?


A: ロス154は、1925年にアメリカの天文学者フランク・エルモア・ロスによって初めてカタログに掲載されました。

Q: ロス154は何という星ですか?


A: ロス154は赤色矮星で、その中心部で水素の核融合によってエネルギーを生み出しています。

Q: この星の質量と光度は、私たちの太陽と比べてどのくらいなのでしょうか?


A:質量は太陽の17%、半径は太陽の24%と推定されますが、光度は太陽の0.38%にすぎません。

Q:この星で観測された特徴は何ですか?


A:ロス154は、紫外線のセティ型フレア星で、大きなフレアの平均間隔が約2日であることがわかりました。また、この星からのX線フレアの放射がチャンドラ観測所で観測されており、特に大きなフレアは2.3×1033ergを放射しています。

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