みぞれ(降水)—氷粒と雨雪混合の意味・形成・影響
みぞれ(sleet)は、北米では主に小さな氷粒を、他の英語圏では雨と雪、または半融解の雪片の混合を指す凍結降水。形成過程、類似する降水との違い、影響、予報上の注意点を解説する。
みぞれ(sleet)は、英語では二つの異なる意味で使われる凍結降水の総称である。北米の気象学では、みぞれは多くの場合、融けた雪が地上に達する前に再凍結してできる小さな氷粒を意味する。一方、その他の多くの英語圏では、みぞれは雨と雪、または一部が融けた雪片の湿った混合を指すことが一般的である。この用法の違いのため、予報や観測報告を解釈する際には地域の文脈が重要となる。
特徴と形成
氷粒としてのみぞれは、降る雪が比較的厚い氷点以上の空気層を通過して液体の雨滴に融け、その後、地表付近の十分に寒い層を通ることで、雨滴が硬い粒へと再凍結して生じる。粒は通常小さく、しばしば直径数ミリメートル程度で、地面などに当たると跳ね返る傾向がある。雨雪の混合物を指すみぞれは、降水が地表付近の浅い氷点下の層にのみ遭遇する場合に発生し、はっきりした粒ではなく、部分的に融けた雪片やシャーベット状のものとなる。
類似する降水との違い
- 着氷性の雨:過冷却された液体として降り、物体の表面に触れると、滑らかで付着性のある氷の膜を形成する。
- あられ(graupel):雪片の表面が樹氷で覆われたもので、柔らかく、白色で、崩れやすい。
- ひょう:強い対流性上昇気流の中で形成され、雷雨に伴う、より大きく層状の氷の塊である。
発生と予報
みぞれは冬季、ならびに暖気が地表付近の寒気層の上を覆う前線の状況で最も多く発生する。予報担当者は、氷粒、着氷性の雨、混合降水を区別するため、高層観測による鉛直気温分布、数値モデル、地上観測、レーダーのシグネチャーを用いる。上空の暖気層と寒気層の厚さや気温がわずかに変化するだけでも、短い距離の間で降水の種類が変わることがある。
影響と注意
氷粒は、ゆるい粒状の層として積もり、路面の摩擦を低下させることがあるが、一般に着氷性の雨による氷の膜よりは除去しやすい。みぞれ、または雨雪混合の状態ではシャーベット状の雪が生じ、これが再凍結して締まった氷となる場合がある。滑りやすい道路や歩道、視程の低下、航空・道路交通への支障が主な危険である。速度を落とす、車間距離を十分に取る、適切な履物を使用することに加え、「sleet」が地域で何を意味するかを明示した地域の予報を確認することが推奨される。
用語と注記
「sleet」という語は英語で長く用いられてきたが、その正確な意味は国や予報機関によって異なる。安全確保や計画のために正確な情報が必要な場合は、発表元の気象機関に確認し、その地域でsleetが氷粒、雨雪の混合、あるいはその両方のいずれを指すかを把握する必要がある。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com みぞれ(降水)—氷粒と雨雪混合の意味・形成・影響 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/91095