スピロヘータ
スピロヘータ(またはスピロヘータ)とは、スピロヘータ門のことである。二重膜の細菌で、螺旋状に巻かれた長い細胞を持つ。
スピロヘータは細菌である。細胞壁と外膜の間に縦に走る鞭毛を持っている。鞭毛はねじれ運動を起こし、スピロヘータを移動させる。
ほとんどのスピロヘータは自由生活性で嫌気性であるが、寄生性の種も多く存在する。


走査型電子顕微鏡によるLeptospira spirochaetesの観察
分類
スピロヘータは3つの科(Brachyspiraceae, Leptospiraceae, Spirochaetaceae)に分類される。これらはすべて単一の目、Spirochaetalesに入れられる。この門の中で病気を引き起こすものは以下の通りである。
- レプトスピラぞく
- ボレリア属、その一部がライム病を引き起こす
- 再発性発熱を引き起こすボレリア・リカレンタリス。
- 梅毒やヨーガの原因となるTreponema pallidumの亜種。
- 腸管スピロヘータ症の原因となるBrachyspira属菌。