ストロミューレとは、植物細胞内に存在する微小な構造体のことである。ストロミューレ(ストロマ充填管)は、葉緑体を含むすべてのプラスチッドの表面から伸びる非常に動的な構造体である。
プラスティドからの突起やプラスティド間の相互接続は1888年と1908年に見られ、その後も折に触れて文献に記載されている。
ストロミューレは、1997年に再発見されたばかりである。シロイヌナズナ、コムギ、イネ、トマトなど、被子植物の多くの種に存在するが、その役割はまだ十分に解明されていない。