概要

イギリスでは、地理番号・携帯番号・非地理番号を組み合わせた全国閉鎖番号計画が採用されています。番号は発信先のルーティングや課金に関する情報を示し、規制当局が公表する国内番号計画のもとで管理されています。国際電話では国番号 +44 を用い、イギリス国内では通常、先頭にトランクプレフィックスの 0 を付けてダイヤルします。

番号形式とダイヤル方法

イギリスの番号の多くは、国内からは先頭の 0(トランクプレフィックス)を付けて発信し、見やすさのために空白を入れて表記します。国際利用では先頭の 0 を省き、+44 を前に付けます。たとえばロンドンの番号は +44 20 7xxx xxxx のように表されます。市外局番と加入者番号の長さは一定ではないため、国内で一般的な長さは、トランク 0 を含めて 10 桁または 11 桁です。国境をまたぐルーティングでは、国際標準の E.164 形式(+44...)が使われます。

主な番号区分

  • 地理番号 — 通常は 01 または 02 で始まり、町や地域を示します(ロンドンでは 020 の市外局番を使います)。
  • 携帯番号 — 07 で始まり、携帯事業者が使用します。番号は一般に事業者間で持ち運び可能です。
  • フリーダイヤル — 0800 と 0808 は、固定電話からは通常無料で、近年は携帯電話からも無料でかけられることが増えています。
  • 全国料金の非地理番号 — 03 番号は地理番号と同じ料金体系で、慈善団体、公的機関、企業などに使われます。
  • サービス番号・事業番号 — 084 や 087 などの帯域には特定の課金条件があり、発信前に料金の確認が必要です。
  • 高額課金番号 — 09 番号は有料サービスに使われ、より高い料金が適用されます。
  • 短縮番号と緊急通報 — 999 や 112 は緊急時、111 は緊急ではない健康相談に使われる 3 桁番号です。

歴史と規制

イギリスの番号体系は、多数の地域交換機から、加入者幹線自動通話(Subscriber Trunk Dialling)を経て、成長と新サービスに対応するための全国的な計画へ移行しました。1990年代の大規模な番号変更(一般に PhONEday として知られます)は、容量拡大のために番号帯を再編したものです。通信規制当局は、番号の割り当て、番号ポータビリティ、課金に関する公開情報を監督しており、現在の規制当局は国内番号計画を公表し、事業者へ番号ブロックを割り当てています。

通話の慣行、料金、番号ポータビリティ

通話料金は、番号の接頭辞と発信者の事業者によって異なります。規制により、事業者は通話料金を分かりやすく示し、多くの番号帯で事業者を乗り換えても番号を保持できるようにすることが求められています。発信者番号の表示は呼び出し元が非通知にでき、留守番電話、発信規制、転送サービスも広く利用されています。

実用上の注意と今後の動向

イギリスの番号を国際向けに伝える場合は、+44 を付け、先頭の 0 を省いて E.164 形式で示します。VoIP やモバイルデータなどのサービスは番号資源の需要を変化させ続けており、番号計画は新しい番号帯の導入やルール変更のために定期的に更新されています。非地理番号や高額課金番号にかける前には、利用する事業者の料金情報を確認することが勧められます。