テチガニオン科
アメリカ英語ではkatydids、イギリス英語ではbush-cricketsとして知られているTettigoniidae科は、6,400種以上を含んでいる。カツオノエボシ亜目(Ensifera)に分類される。
角の長いバッタとしても知られているが、バッタというよりコオロギに近い種である。バッタの触角は自分の体長より長いことがあるが、バッタの触角は常に比較的短い。
変装(へんそう
カツオノエボシは見事に変装している。アジアや南米の熱帯雨林の林床に、穴のあいた茶色い枯葉がじっと横たわっているように見えるものもある。また、枝からはらはらと落ちてくる緑色の生きた葉のように振る舞うものもいる。葉脈のような模様もある。
上翅は静止時に折り畳まれ、枯葉のような模様がつくられるなど、非常に興味深い視覚的防御を持つ。下翅は明るい色をしており、飛ぶと点滅する。逃げる時間を稼ぐための驚かす装置。動物の色#驚かす・まぶしく感じる防御を参照。
葉の上に座る緑の蟋蟀
葉っぱのように見えるカツオノエボシ