tongue-in-cheek は、わざと真面目ぶっていながら、実際にはふざけた、あるいは皮肉っぽい意図をもつ発言や態度を表します。字義どおりに受け取るのではなく、軽く受け流すべきものとして示され、当人は誇張、からかい、あるいは軽い冗談の気持ちを伝えます。

特徴と合図

話し言葉では、しらっとした表情、わずかな笑み、あるいは舌を頬の内側に押し当てる仕草が、tongue-in-cheek の合図として用いられることがあります。これは、抑えた笑いを示す伝統的な非言語的サインです。書き言葉では、文脈、語調、誇張表現、イタリック体や括弧書きなどの表記上の手がかりによって、真剣な断定ではないことを伝えます。

起源と発展

この表現は、もともとの身ぶりから比喩的な言い回しへと発展しました。19世紀には、英語で「不誠実だが機知に富んだ、あるいは冗談めかした言い方」という意味が定着し、その後も会話や文学の場面で広く使われています。

用法と例

作家、コメディアン、コラムニスト、演説者は、楽しませるため、批評をやわらげるため、または前提に疑問を抱かせるために tongue-in-cheek の表現を用います。たとえば、気取った態度をからかうための大げさなほめ言葉や、あえて堅苦しく見せたユーモラスな告知がそれに当たります。たとえば「会議についての会議を、またひとつ開催できてうれしいです」と、意味ありげな笑みを添えて言えば、tongue-in-cheek です。

区別と関連語

  • tongue-in-cheek と sarcasm: sarcasm は相手を嘲る、または傷つける狙いがあることが多いのに対し、tongue-in-cheek は一般にもっと穏やかで遊び心があります。
  • tongue-in-cheek と irony: irony は期待と現実の食い違いを示しますが、tongue-in-cheek はとくに「冗談としての不真面目さ」を示します。
  • tongue-in-cheek と deadpan: deadpan は真面目に見える語り口ですが、tongue-in-cheek の内容を伝えることはあっても、別の技法です。

手早く確認したい場合は tongue-in-cheek の項目や、より広い文脈を知るための sarcasm の解説も参照してください。意味は文脈に大きく左右されるため、文化差や媒体の違い(話し言葉か書き言葉か)によって、軽い冗談にも失礼な発言にも受け取られます。