エルサレムへのオマージュ — アレクサンダー・カルダーの赤いスタビル
アレクサンダー・カルダーによる赤い屋外彫刻。1977年、エルサレムのヘルツル山近くのホランド・スクエアに設置され、「赤い彫刻」として親しまれる。アイン・ケレムとエルサレム森林を見渡す。
概要
「エルサレムへのオマージュ」は、アメリカ人芸術家アレクサンダー・カルダーが手がけた恒久的な屋外彫刻であり、1977年にエルサレムのヘルツル山近く、ホランド・スクエアに設置された。鮮やかに塗装された表面と大胆な抽象的形態から、一般には「赤い彫刻」と呼ばれている。キリヤト・ヨヴェル通りとアイン・ケレムの交差地点にある展望地を占め、アイン・ケレムおよびエルサレム森林へ向かう広い眺望に面している。
画像ギャラリー
2 画像作者と様式
アレクサンダー・カルダーは、動く彫刻であるモビールと、しばしばスタビルと呼ばれる大型の静的構造物という、二つの種類の作品を開拓したことで最もよく知られる。「エルサレムへのオマージュ」は後者の系譜に属する。曲線的な平面と開かれた空隙から成る、動かない記念碑的な構成は、見る角度によって彫刻としても建築的なオブジェとしても捉えられる。カルダーは、自然や都市の背景に対して強く際立つことから、大型の屋外作品にしばしば鮮やかな赤を選んだ。
所在地と周辺環境
ホランド・スクエアに置かれたこの彫刻は、ヘルツル山の近くにある公共の展望地点を示し、歴史的地区と住宅地区を擁するエルサレムを見渡せる位置にある。樹木に覆われたエルサレム森林の斜面と、アイン・ケレム周辺の谷を望み、芸術と景観を結び付けながら、来訪者に都市とその周辺を切り取った眺めを提供する。広場と近隣の歩道から、歩行者も作品に近づくことができる。
特徴と見学に関する注記
- 素材と色:カルダーの大型屋外作品に特徴的な、鮮やかな赤で塗装された金属。
- 規模:ランドマークとして機能し、複数のアプローチから体験できるほどの大きさを持つ。
- 環境:遠くの樹木や建物が視覚的構成の一部として彫刻と関わるよう、展望地点に設置されている。
- 見学:色彩と影の細部を見るには日中が適している。広場には、撮影や静かな鑑賞のための複数の視点がある。
意義と参考情報
イスラエルの首都の屋外に設置されたカルダーのスタビルとして、「エルサレムへのオマージュ」は、戦後モダン彫刻が国際的に広がったこと、ならびに公共芸術が都市のアイデンティティに果たす役割を示している。地域では親しまれたランドマークであり、文化・建築散策の立ち寄り先でもある。公共彫刻、設置地、作者については、公共彫刻の概要、ホランド・スクエアの情報、アレクサンダー・カルダーの専用ページを参照。また、より地域に即した背景は、アイン・ケレムと周辺の緑地帯に関するページ、およびエルサレム森林と近隣のヘルツル山記念地区に関する資料に掲載されている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com エルサレムへのオマージュ — アレクサンダー・カルダーの赤いスタビル Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/101467