アナ・イヴァノビッチ(セルビア語。 listen (help-info))は、1987年11月6日、セルビアのベオグラード生まれの元プロテニス選手である。世界ランキング1位を経験したトップ選手で、2008年6月から9月にかけて計12週間にわたり女子世界ランキング1位を維持した。グランドスラムでは2008年に全仏オープンで優勝し、2007年には同大会で準優勝、また2008年の全豪オープンでも準優勝した。

経歴の概略

イヴァノビッチはジュニア時代から才能を発揮し、2003年にプロ転向後、2000年代後半にかけて世界のトップ選手として活躍した。WTAツアーでのシングルス優勝回数は通算15回(主要大会を含む)にのぼり、2008年の全仏制覇でキャリアの頂点を迎えた。国際大会では、フェドカップでセルビアの代表を務め、国を代表して戦ったほか、オリンピックにもセルビア代表として出場している。

プレースタイル

長身を生かしたパワー、特に強力なサーブとフォアハンドを武器とするオフェンシブなベースライナーで知られる。フットワークと攻撃力を活かしてラリーを組み立て、ポイントを短く決めに行くスタイルが特徴的だった。メンタル面では波があることもあったが、その豪快なショットと明るいキャラクターでファンからの支持を集めた。

主な成績・記録

  • グランドスラム:2008年 全仏オープン 優勝、2007年 全仏オープン 準優勝、2008年 全豪オープン 準優勝
  • 最高世界ランキング:シングルス 1位(2008年6月〜9月、計12週間)
  • WTAツアー シングルス優勝:通算15回
  • キャリア獲得賞金:2015年1月時点で約1300万ドル以上

私生活と引退後

イヴァノビッチは現役中からファッションや洋服に関心があり、引退後もモデル活動やブランドとの協業などに関わっている。私生活では元サッカー選手のバスティアン・シュヴァインシュタイガーと結婚している。2016年12月にプロテニスからの引退を発表し、以後は現役時代とは異なる形でスポーツや慈善活動に携わっている。現在はセルビア出身ながら、スイスのバーゼルに拠点を置いている。

社会活動

テニス以外ではファッションに関心が深く、子どもや青少年支援にも力を入れている。世界的な子供のためのチャリティー団体「ユニセフ」のアンバサダーを務めていることでも知られる。

注:日本語表記は「イヴァノビッチ」が標準的だが、報道などでは「イワノビッチ」と表記されることもある。