以下は、ネイティブスピーカーの数による言語の一覧です。この一覧は主にスウェーデンのNationalencyklopedin(2007年、2010年版)を基にしており、各言語の「母語話者(ネイティブスピーカー)」の推定に基づいて順位付けしています。

世界の人口の半分以上が、最も使われている15の母国語を話しています。ここにそのリストを掲載する。なお、調査時期や定義の違いにより話者数の推定は変動しますので、掲載値はあくまで目安です。

出典と範囲

本一覧の主要な出典はNationalencyklopedinですが、国勢調査や各国の統計、言語学の文献なども参照して作成されています。「母語話者」は通常、その言語を子どもの頃から家庭で使用している人々を指します。これは、第二言語や学習者数(総話者数)とは区別されます。例えば、英語は総話者数で上位に来ることが多い一方で、母語話者数の順位はやや異なります。

言語と方言の区別について

言語と方言の区別は明確でないことが多く、政治的・社会的要因が分類に影響します。たとえば、ある地域で互いに理解可能な話し方が「言語」として扱われるか「方言」として扱われるかは、その社会の歴史や国境、民族意識によって左右されます。相互に理解しやすいように統一されているものもあり、具体例としてはインドネシア語とマレー語、また南スラヴ語群のクロアチア語・クロアチア語・ボスニア語・セルビア語などが挙げられます(注:リンクは元文のまま保持)。

ヒンドゥスターニー語に関しては、社会言語学的な単位であるヒンドゥスターニー語が、国や宗教によって標準化されてヒンディー語ウルドゥー語に分割されています。標準的なヒンディー語やウルドゥー語の扱いは、資料によって異なります。特に、ヒンディー語のいくつかの方言には少なくとも1億人規模の話者が存在するとされますが、それらが本一覧でどのように集計されているかは出典ごとに差があります。

集計上の注意点

  • 集計時期:国勢調査や研究の年代が異なると、人口増減や普及状況の変化により順位や推定値が変わります。
  • 定義の差:何を「一つの言語」とみなすか(方言を個別扱いにするかどうか)で数値が大きく変わります。
  • 多言語話者:多くの地域で人々は複数言語を使うため、「母語」を一つに決めること自体が困難な場合があります。
  • 総話者数との違い:母語話者数ランキングは、その言語を第一言語とする人の数を示します。学習者や第二言語話者を含む総話者数ランキングとは異なります。

上位言語の例(代表的な言語)

出典によって多少の順序違いはありますが、一般に母語話者数が多いとされる代表的な言語には、中国語(官話)、スペイン語、英語、ヒンディー語、アラビア語、ベンガル語、ポルトガル語、ロシア語、日本語、パンジャーブ語(ラフンダ)やジャワ語などが含まれます。これらの言語群が世界人口における大部分を占めます。

利用上のアドバイス

この一覧を利用する際は、出典と定義を確認してください。比較や分析を行う場合は、同じ基準(母語のみ、総話者含む、特定年の国勢調査など)でデータを揃えることが重要です。言語人口は移民、出生率、言語政策、教育制度などにより変化するため、最新の公的統計や言語学的研究を参照することをおすすめします。

最後に、本一覧は言語の重要性や文化的価値を順位だけで測るものではありません。各言語は固有の歴史と言語共同体を持っており、数値はその一側面を示すに過ぎないことを念頭に置いてください。