マシュー・ロバート・スミス(Matthew Robert Smith、1982年10月28日生まれ)は、イギリスの舞台・テレビ俳優。特にイギリスのテレビシリーズ「ドクター・フー」のドクターの第11形態として国際的に知られており、同作では2010年から2013年にかけてレギュラーを務めました(在任期間中の主要エピソードや2013年の50周年記念スペシャル「The Day of the Doctor」などにも出演)。2011年にはこの役でBAFTA賞にノミネートされ、高い評価を受けました。
経歴
ノーサンプトン出身のスミスは若い頃からプロのサッカー選手を志していましたが、背中の怪我が原因で競技を断念しました。その後、ナショナル・ユース・シアターに参加し、演劇の道へ進みます。大学ではイースト・アングリア大学で演劇とクリエイティブ・ライティングを学び、2003年ごろから本格的に俳優業を開始しました。
舞台ではロンドンの劇場を中心に活動し、初期にはMurder in the Cathedral、Fresh Kills、The History Boys、On the Shore of the Wide Worldなどの作品に出演しました。ウェストエンドでも活動し、クリスチャン・スレーターと共演した「Swimming with Sharks with Christian Slater」や「That Face」などの舞台に立ちました。
テレビとブレイク
スミスのテレビ初出演は2006年で、フィリップ・プルマン原作の『煙の中のルビー』と『北の影』のBBC版でジム・テイラーを演じました。テレビでの最初の大きな役は2007年のBBCシリーズ「Party Animals」でのダニー役で、若手俳優として注目を集めました。その後、2010年に発表された「ドクター・フー」への抜擢により国際的な知名度を獲得し、以降は国内外のテレビドラマや映画でも活躍しています。
代表作(舞台・テレビ・映画)
- ドクター・フー(「ドクター」役、2010–2013)— 代表作にして出世作。
- Party Animals(2007)— 初期のテレビでの重要な役。
- BBCのプルマン原作ドラマ『煙の中のルビー』『北の影』(2006)— 早期のテレビ出演作。
- ウェストエンドやロンドン劇場での舞台作品(Murder in the Cathedral、That Face、The History Boysなど)— 舞台俳優としての基盤。
- そのほか、テレビと映画の両方で複数の作品に出演し、幅広い役柄を演じている。
受賞歴・ノミネーション
最も知られているのは「ドクター・フー」での演技に対する評価で、2011年にはBAFTA賞にノミネートされました。ほかにも英国のテレビ賞や批評家からの評価を受け、国際的な舞台へ進出するきっかけとなりました。
俳優としての特徴は、身体表現の豊かさとテンポの良い台詞回し、そして若くして大役を演じ切った演技力にあります。舞台、テレビ、映画を行き来しながらキャリアを積み重ねており、今後も多方面での活躍が期待されています。


